違いあったの!? 「さびしいvsさみしい」ビジネスシーンでどっち使う

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「先輩が異動しちゃうなんて、さみしい!」「自分は、同期がいないんで、さびしいです」出会いと別れのあるオフィスで、“さみしい”“さびしい”という言葉はよく使われるもの。

でも、“さみしい”と“さびしい”って意味が少し異なるってご存知でしたか?

今回は、オフィスでの言葉の使い分け方法について、掘り下げていきましょう! オフィスで使うのに適しているのは、どちらでしょうか。

■えっ…同じじゃなかったの?「さみしい」と「さびしい」の違いとは

2つの言葉はどちらも日常的に使われる言葉。孤独で心細い時には、“さみしい”“さびしい”どちらを使っても相手に意味は伝わります。

しかし、かしこまった場では、“さびしい”の方が好ましいようです。『日本語大辞典』(講談社)によれば、

<古くから、「さびしい」が一般的。放送用語では、「さびしい」が採用されている>

とあります。

“さみしい”の方がより新しくて、口語的。オフィシャルな場では、「さびしい」と言っておいた方が無難かもしれませんね。

■ロンリーな「さみしい」より「さびしい」の方が意味が深かった!

“さみしい”“さびしい”は、ともに「ひとりボッチで心細い」というロンリーな心情を表すのには問題はありませんが、じつは、“さびしい”の方がより意味が深いんです。

<人気(ひとけ)がなく、物悲しい>
<あるべきものがなく、物足りない>

この2つの意味を含むのは、“さびしい”だけ!

もし、大好きだった同僚が退職して、机の上の荷物が全部なくなり、ガランとした様子に物足りなさを感じたら?

そんなときには、「なんか……さびしいですね」というのが、ベターです。

■常用漢字表によれば「寂しい」は「さみしい」と読まない

平成22年度に告示された文化庁の“常用漢字表”によれば、漢字で表記された“寂しい”は、「さびしい」と読むのが正解。「さみしい」とは読みませんので、ご注意を。

「淋しい」と表記されることもありますが、“淋”は常用漢字ではないようなので、“寂しい”の方がよりポピュラーな表記となります。

以上、“さびしい”と“さみしい”の違いについて掘り下げてきましたが、いかがでしょうか?

“さびしい”の方がビジネスシーン向きということをお伝えしてきましたが、カレに甘えたいときに使うのなら、「さみしい〜!」と言った方が語感的にやわらかで、ふわふわした感じがしませんか?

オンとオフで戦略的に使い分けてみるのも楽しいかもしれませんね!