独女の老後どうする!? 「おひとりさま」が終活でやるべきこととは

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現在、アラサーやアラフォーの独身者や恋人がいない人は、「この先ずっと1人なのかな」、「1人で死を迎えるのかな……」と老後に不安に感じている人も少なくないでしょう。

しかし、統計的に見ると女性の方が長生きなため、たとえ夫がいても先立たれる可能性も。

そこで今回は、国境なき医師団日本が全国の15歳〜69歳の男女1,000人を対象に行った「終活と遺贈に関する意識調査2016」の結果から、“おひとりさまの老後と人生の最期”に備えて、多くの人が「今のうちにやっておきたい」と考える“終活”は何なのかを探ります。

■独身者の8割が、老後の“おひとりさま”を想定

最近では、高齢者の“おひとりさま”(ずっと独身、もしくは家族との死別・離別によるひとり暮らし)が増えていると言われています。

「自分が老後に身寄りのない状態(おひとりさま)になってしまうと、どの程度感じますか?」と質問したところ、全体でも約6割、独身者にいたっては8割近くが「老後は1人きりになってしまう」と考えていることが分かりました。

■“おひとりさま”が老後にやるべき終活は? 1位は「身の回りの整理」

みなさんは、もし老後に1人で死を迎える場合、前もって何をしておくべきだと思いますか?

「老後におひとりさまになった場合、どのような終活をすることが大事だと思うか?(複数回答可)」と質問したところ、結果は以下の通りになりました。

第1位・・・身の回りの整理(44.4%)

第2位・・・後見人の指定(認知症になった場合の備え)(37.7%)

第3位・・・終(つい)のすみかを探す(34.4%)

第4位・・・葬儀・遺品整理の依頼(33.0)

第5位・・・希望する終末期医療の意思を伝える(29.3%)

身の回りの整理には、死んでも見られたくない秘密の日記なども含まれているかもしれませんね……。

ちなみに6位は「貯蓄をする」28.1%。住居や生活資金など老後の生活を確保するため、蓄えを備えておきたい人も多いことが分かります。

■人生を見つめ直す終活に便利なのが“エンディングノート”

まだ先の話かもしれませんが、“おひとりさま”かそうでないかに関わらず、今後いざ“終活”をするとなったら、何から始めればいいでしょう。

そんなときに便利なのがエンディングノートです。

エンディングノートとは、重い病気にかかったときや死亡したときなどの緊急時に身近な人に知っておいてほしいことをまとめたノートのことで、エンディングノートを書く作業そのものが、自分の人生を深く見つめ直すきっかけにもなると言われています。

フォーマットは決まっておらず、遺言状とは違って遺産分割については、法的な力はないそう。ただその分だけ気軽に書ける“終活ツール”として、年々親しまれてきているのだとか。

■“エンディングノート”に残したい1位は「大切な人へのメッセージ」

「エンディングノートを作成するなら、どんなことを書いておきたいか?(複数回答)」との質問したところ、1番多かった回答は、「大切な人へのメッセージ」でした。

以下、「資産(現金や株式、生命保険の一覧や分け方など)」、「延命治療(希望するか、など)」、「葬儀(遺影にしてほしい写真や、葬儀で無駄だと思うこと、省略してほしいことなど)」、「臓器提供や献体(希望するか、など)」と続きます。

大切な人に思いを伝えたいだけでなく、残された家族が遺産のことで困らないようにしようと考えている人が多いようですね。

「“エンディングノートを作成すること”に対する気持ちは?」との質問には、「準備は大事」と考えている人が89.5%という結果に。

10代〜60代の年代別に見ても、いずれの世代も8割半から9割程度が大事だと感じており、幅広い世代にエンディングノートの大切さが浸透している様子がうかがえます。

若いとなかなか実感が沸かない“終活”ではありますが、人間は産まれた瞬間から誰もが死に向かって進んでいます。老後について考えておくことは、とても大切なこと。この機会に終活について考えてみてはいかがでしょうか。