日本代表のGKコーチが交代…ハリルの要望で経験豊富な「職人タイプ」の“ルガ”氏が就任

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 7月14日、日本サッカー協会の理事会が開催され、リカルド・ロペス日本代表GKコーチが契約満了にともない7月末日をもって退任することを承認。また代わってエンヴェル・ルグシッチ氏を新たなGKコーチとして招へいすることも決定された。

 ルグシッチ氏は1961年生まれの55歳。ボスニア・ヘルツェゴヴィナ国籍で、先日のキリンカップを含めて2015年から16年まで同代表のGKコーチを務めていた。現役時代は旧ユーゴスラヴィアおよびトルコでプレーし、2002年から指導者としてブルガリア、イラン、中国、UAEなどで指導に当たるほか、UEFAのインストラクターとして後進のGKコーチ育成にも携わってきた。

 リカルド・ロペス氏はハビエル・アギーレ前監督の就任とともに日本代表GKコーチとなり、同監督の退任後も留任していたが、今回「(ヴァイッド)ハリルホジッチ監督のリクエストで」(霜田正浩ナショナルチームダイレクター)新たなGKコーチを招くこととなった。

 霜田NDは「決して(リカルド氏に)何か不満があるわけではない」としつつも、ハリルホジッチ監督から「日本のGKの現状を考え、もっとレベルアップをさせるためにはより経験のあるGKコーチが必要。プロとしてのつらい決断をしないといけない」という要請を受けて、交代に踏み切ることとなった。

「人間的には職人のようなタイプ」とのことで、「多種多様なクラブを経験しているし、監督とは母国語で、僕らとは英語でコミュニケーションできる」(霜田ND)ことも強みとなる。愛称「ルガ」の新コーチはスキンヘッドで体躯も立派な厳つい容姿だが、「すごく誠実な人」(同ND)だという。契約は8月1日からとなる予定で、7月中に来日して正式な契約となる見込みだ。

文=川端暁彦

 JFAが発表したルグシッチ氏の経歴は以下のとおり。

名前:エンヴェル・ルグシッチ(Enver LUGUSIC)
国籍:ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
生年月日:1961年5月1日(55歳)
出身地:ヴォイノヴィッチ(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)

サッカー歴
1979〜1981 ロコモティヴァ・ブルチコ(旧ユーゴスラヴィア)
1981〜1986 イェディンストヴォ・ブルチコ(旧ユーゴスラヴィア)
1986〜1990 サラエヴォ(旧ユーゴスラヴィア)
1990〜1992 コンヤスポル(トルコ)
1992〜1995 カイセリスポル(トルコ)

代表歴
1986〜1990 ユーゴスラヴィア オリンピック代表

指導歴
2002〜2004 スラヴィア・ソフィア(ブルガリア)
2004〜2006 U−21ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)
2006〜2007 ペガーFC(イラン)
2007〜2008 サバ・バッテリー(現サバ・ゴム)(イラン)
2008〜2010 上海申花(中国)
(2008〜2009) ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表
2010〜2011 山東魯能(中国)
2011〜2012 ペルセポリス(イラン)
2012〜2013 アル・ワハダ(UAE)
2014 アル・フジャイラ SC(UAE)
2015〜2016 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表

資格
UEFAA ディプロマ、UEFA GKA級

その他
1990〜1991 トルコスーパーリーグ・ベストGK賞
1991〜1992 トルコスーパーリーグ・ベストGK賞