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マツダは14日、新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS(スカイアクティブ ビークル ダイナミクス)」を発表し、その第1弾として「G-ベクタリング コントロール(G-Vectoring Control : GVC)」を開発したと発表した。同日発売の「アクセラ」に初採用され、順次、すべての新世代商品に搭載する予定とされている。

「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」は、マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」のひとつ。エンジン・トランスミッション・ボディ・シャシーなど、SKYACTIV技術の個々のユニットを統合的に制御することで、同社の提供価値の根幹である「人馬一体」の走行性能を高める新世代車両運動制御技術の総称としている。

その第1弾となる「GVC」は、「エンジンでシャシー性能を高める」という発想と、人間中心の開発哲学にもとづいて開発された。ハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、これまで別々に制御されていた車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールする。これにより、四輪への接地荷重を最適化して、スムーズで効率的な車両挙動を実現。車両がよりドライバーの意図通りに動くようになり、無意識のものも含めたハンドルの修正操作が減少するとのこと。

抜群の接地性による運転の楽しさや安心感が向上するほか、乗員にかかる加速度(G)の変化がよりスムーズになるため、体の揺れが減って乗り心地も改善される。雨の日や雪道などの滑りやすい路面での車両の操縦性と安定性も高まるとしている。

「GVC」はドライバーの運転技量によらず、低速からの日常走行、高速走行、ワインディング走行や緊急回避時など、幅広い走行シーンで一貫した効果を発揮する。また、緻密に駆動トルクをコントロールできるSKYACTIVエンジンと、理想的な車両挙動を実現できるSKYACTIVシャシーを搭載したモデルであれば、駆動方式やセグメントによらずさまざまなモデルに展開することが可能な汎用性の高い技術となった。

この技術は大幅に改良されたスポーツコンパクト「アクセラ」に初採用された。今回の大幅改良で、クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」が追加され、既存の「SKYACTIV-D 2.2」と2種類のクリーンディーゼルエンジン搭載車が設定された。「GVC」の他にも、「SKYACTIV-D」のノック音自体を抑制し、心地良いエンジンサウンドを追求した「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」なども初採用されている。

(木下健児)