「太平島の強みは水にある」と強調する馬英九前総統

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(台北 14日 中央社)行政院海岸巡防署(海巡署、海上保安庁に相当)は13日、南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島にある井戸について、4カ所から毎日65トンの良質な水が湧き出ているとし、島の条件を満たしていると強調した。

同諸島をめぐっては、常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が12日、太平島を含む全ての島を「岩」または「低潮高地」であると認定。また、フィリピン側は、人間の居住と経済活動が維持できることが「島」の条件だとし、通年で淡水が供給できない太平島は「島」ではないと主張している。

海巡署は、太平島は同諸島内で唯一豊富な淡水が湧き出る島だとし、水質は良好だと説明。特に良質な水が出るとされる5号井戸は、毎日3トンの湧水量があり、特別な処理をせずに1500人分の飲用が可能だという。

内政部(内務省)の花敬群政務次長は14日、豊富な水資源を根拠に「太平島は絶対に島だ」と主張。前日に開かれた立法院(国会)内政委員会で、太平島の水を使った商品を生産し、フィリピンや在外公館に送ればどうかとの野党・国民党立法委員(国会議員)からの提案については、前向きな姿勢をみせた。

(陳俊華、劉建邦/編集:齊藤啓介)