外交・国防委員会で質疑する高金素梅氏(左)=立法院の公式ページより

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(台北 14日 中央社)南シナ海をめぐる問題で常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が台湾に不利な判決を下したことに関して、野党・無党団結連盟の高金素梅・立法委員(国会議員)は13日、立法院(国会)外交・国防委員会で、「我々は踏みにじられた。盟友を自称する米国や、最も支持してきた日本人に売られた」と怒りをみせた。

仲裁裁が12日に出した判決では、台湾が実効支配する南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島は「島」ではなく「岩」だと判断された。これに対し、政府は「中華民国(台湾)に対する法的拘束力はない」と反発しているが、米国や日本は判決を支持する姿勢を示している。

高金氏は、関係方面に仲裁裁判決の遵守を米国が求めたとし、「台湾は米国の属領、植民地か」と批判。一方で、政府は米国と日本に対し、台湾のことに口を出さないよう要求すべきだと語った。

高金氏は台湾原住民(先住民)タイヤル族の血を引く。2009年には靖国神社が台湾籍の元日本兵を合祀したことに抗議するため、集団で同神社に侵入。礼拝所不敬、傷害などの容疑で書類送検されたが、不起訴となっている。

(劉麗栄、唐佩君/編集:杉野浩司)