中国メディアの深セン新聞網はこのほど、日本の紙幣には「日本人の心のなかで最も好きな風景」が印刷されていると論じている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの深セン新聞網はこのほど、日本の紙幣には「日本人の心のなかで最も好きな風景」が印刷されていると論じている。

 最初に記事は1万円札の裏面に印刷されている「鳳凰像」を紹介。これは宇治平等院の鳳凰堂の鳳凰像であると説明、また宇治平等院は日本人にとって「極楽世界を体現した」建築物であると指摘した。

 続いて、5000円札の裏面に印刷されている「燕子花」を紹介。記事は燕子花について「日本では1000年以上の栽培の歴史があり、古典園芸植物として日本式庭園に比較的多く見られる」と紹介。さらに1000円札の裏面に印刷されている「富士山と桜」を紹介。旧5000円札の裏面に印刷されていた富士山と本栖湖に、「日本人の心の中の国花である桜が加えられている」と記事は説明した。

 財務省によると、1万円札に鳳凰像を採用した理由は「最高券面額として品格のある紙幣にふさわしいものとして、瑞鳥であり旧1万円券の裏面でも図案化されていた鳳凰を採用した」となっている。瑞鳥とはめでたいことの起こる前兆とされる鳥のことで、鶴も瑞鳥の一種だ。

 さらに、5000円札裏面の燕子花は国宝級の美術品である尾形光琳作の「燕子花図」から採用、1000円札裏面の富士山と桜については「1万円券、5000円券のテーマ(鳥・花)とのバランスを考え、風景を選択することとし、国民にも馴染みがあると思われる富士山と桜を採用した」と説明されている。

 従って日本の紙幣には「日本人の心の中で最も好きな風景」が印刷されているという記事の指摘は、ある程度当を得ているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)