マツダの中核モデル「アクセラ」が大幅改良を受けました。乗り心地やハンドリングを向上させる新テクノロジー「G−Vectoring Control」と、1.5リッター・クリーンディーゼルエンジンを搭載している点が改良のトピックスです。

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「機械の持つ精緻な美しさの追求」をコンセプトとしたエクステリア、ワイド感とスピード感を両立したインテリアといった内外装も変更も目立ちますが、なんといっても注目はハンドル操作に応じてエンジントルクを変化させることによってダイナミクス性能を上げるという「G−Vectoring Control(ジーベクタリングコントロール)」です。

Gベクタリングコントロールの狙いは「エンジンでシャシー性能を高める」こと。

ハンドル操作に応じてエンジンの出力を絞るなどして、タイヤに伝わるトルクを変化させることで、横方向と縦方向の加速度を総合的にコントロールします。これにより、ハンドル操作に対してクルマが素直に動くようにドライバーが感じるといいます。まさに『人馬一体』をアシストする電子制御というわけです。

さらに注目は、1.5リッタークリーンディーゼルの新設定です。

マイナーチェンジ以前のアクセラに積むクリーンディーゼルは2.2リッターだけでしたが、あらたに1.5リッターのクリーンディーゼルが搭載されています。同エンジンを搭載するのはハッチバックボディの「アクセラ スポーツ」。グレード名は15XD、15XD PROACTIV、15XD L Packageとなり、メーカー希望小売価格は230万3640円〜268万9200円となっています。

そのほか1.5リッターガソリンエンジン、2.2リッターディーゼルエンジンはハッチバックとセダンの両ボディに用意されますが、大きな違いは1.5リッターディーゼルにはMTの設定がないこと。また、セダンには2.0リッターハイブリッドのラインナップも引き続き用意されています。

いずれのボディもメーカー希望小売価格のプライスゾーンは、176万400円〜331万200円となっています。

2016年度になってからマツダの登録車販売は激減しています。アクセラが属する普通車(3ナンバー)の前年同月比を並べると4月:63.3%、5月:54.4%、6月:49.4%といった具合で、かなり厳しい右肩下がり状態。アクセラの大幅改良が、その落ち込みを逆転させる起爆剤になるのでしょうか。

大幅改良発表の席で、マツダの小飼雅道社長が『お客さまと特別な絆を持ち、選ばれ続けるオンリーワンのブランドになる』と話しましたが、そうした思いが市場に伝わるのか、セールス面でのスタートダッシュも注目といえそうです。

(写真:小林和久 文:山本晋也)

マツダ・アクセラが大幅改良! 新設定1.5Lディーゼルの価格は230万3640円(http://clicccar.com/2016/07/14/386124/)