11日、韓国・世界日報は、中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大騒動から約1年、医療の現場では当時の問題意識が早くも薄れ、基本的な感染予防の規則さえ守られなくなっていると報じた。資料写真。

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2016年7月11日、韓国・世界日報は、中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大騒動から約1年、医療の現場では当時の問題意識が早くも薄れ、基本的な感染予防の規則さえ守られなくなっていると報じた。

記事が問題視したのは、手術着や診察衣を着たまま外出する病院スタッフたち。整形外科や歯科などの個人病院が多いことで知られるソウル・狎鴎亭駅周辺では、昼時の1時間でこうした人が40人見つかったという。彼らは数人のグループで近くの食堂でランチを楽しみ、カフェでお茶を飲むのだ。「手術着での外出に問題はないのか」との記者の質問に、ある病院スタッフは「仕事着で外出しても別に罰を受けることはない」と答えた。

韓国でMERSが猛威を振るった昨年、医療現場では院内感染の問題が特に注目された。保健福祉部はこうした問題を防ぐため「処置後に患者の病室を出る前に診察衣を脱ぐ」ことなどを定めた指針を示してもいる。しかし現在の医療法では、院内外での感染予防に関して200床未満の中小医院には政府当局の強制力が及ばない状態だ。疾病管理本部の関係者は「(中小の場合)結局は病院長の意思に頼るしかないのが実情」としている。状況改善には、先ごろ国会で発議された医療法改正案の成立を待つ以外にないようだ。

これについて、韓国のネットユーザーが多数のコメントを寄せている。

「まったく“ヘル朝鮮”らしいな」
「カッコつけてるつもりだろう」
「市民意識が高い国で暮らしたい」
「韓国にはびこる“安全不感症”…そして何か起きると急に手洗い励行運動が始まる」

「総合病院の研修医らしき人たちが、うちの前の焼き肉屋で白衣を着たまま食事してたよ」
「医療関係者も問題だけど、食堂の厨房にいた料理人がエプロンを着けたままトイレに行くのもちょっと…」
「面倒でも着替えてからお願いします」

「病院外での医者の白衣は、100%見せびらかし用だ」
「医療ドラマが全部駄目にしたんだ」
「罰金制にしろ」
「食堂もそんな客を受けないようにすべきだ。まだホームレスやこじきの方が衛生的だよ」(翻訳・編集/吉金)