菅田将暉

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【この俳優に注目】菅田将暉/前編
学生服が似合う少年ぽさと年相応の色気も備えた佇まい

テレビをつければ、CMで鬼になったり、サラリーマンになったり、ドラマでも活躍し、映画を見に行けば、主役ばかりか僅かな出演シーンでも印象深い脇役までこなし、まさに神出鬼没な菅田将暉。23歳になっても学生服が似合う少年ぽさと年相応の色気も備えた佇まいはもちろん、キャリア7年にして幅広い役をこなす演技力が魅力だ。

2009年に『仮面ライダーW(ダブル)』でシリーズ史上最年少の16歳で主演デビュー、その後もコンスタントにドラマを中心に出演し、気になる若手として名前が挙がるようになった2013年、青山真治監督の『共喰い』に主演する。暴力的な父親の血を引く自分を呪い、荒れ狂う主人公を演じ、その実力を見せつけたのをきっかけに、翌年の『そこのみにて光輝く』でも鮮烈な印象を残した菅田は、現在に至るまでドラマと映画に切れ目なく活躍し続けている。芸術性の高い作品にも、マンガ原作などエンタメ系の作品にも、ジャンルで選り好みせず、様々な監督と仕事することを重視しているのが見てとれる。風間志織に羽住英一郎、福田雄一、田口トモロヲ、真利子哲也。世代もフィールドも多岐にわたる監督と次々と組んでいるのは同世代の俳優の中でも随一だろう。

最新公開作『セトウツミ』は、放課後の高校生男子2人の川辺での会話劇。『まほろ駅前』シリーズの瑛太と松田龍平、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の松田翔太と高良健吾のように、旬の若い俳優2人を魅力的なデュオにする大森立嗣監督のもと、同世代で一二を争う演技派の池松壮亮と息の合った好演を見せる。子役から長いキャリアを持つ池松と16歳でデビューした菅田は共に、普通の人よりも少し早くから社会に出ている。そのせいだろうか。その若さで一体なぜ?と思うほどの洞察力と隙のなさで手堅い。

その一端がうかがえるのが、インタビュー時の彼の様子だ。他人をよく観察し、呼吸を合わせる人でもある。最近作で、共演者とのツーショットインタビュー取材をした時のことだが、取材後に編集者が「相手の言葉を最後まで聞いて気遣う姿勢。これはモテるだろうなと思いました」と言っていた。女性ファンの多い俳優は数多いが、その中でも特に人気の高い人たち(例えば『そこのみにて光り輝く』で菅田と共演した綾野剛)は、そういえば誰もが聞き上手だ。相手の言葉、動きをしっかりとらえて反応するという演技の極意に通じるものかもしれない。(後編「なぜ出すっぱりでも新鮮であり続けるのか?」に続く…)

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