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セールスフォース・ドットコムは7月13日、設置・保守などを行うフィールドサービス向けのマネージメントサービス「Field Service Lightning」を今秋から提供すると発表した。

同サービスは、Salesforce Service Cloud上で動作し、同基盤を利用するユーザーが対象となる。

機能的には、作業指示管理、納品商品管理、スケジュール管理、作業指示者(ディスパッチャー)用管理コンソール、作業のリルタイムの追跡、レポート/アナリティクス機能などを提供する。

スケジュール管理ではスキルや空いている時間、場所にもとづいて自動作成し、上級スキルレベルの現場スタッフに割り当て、簡単なサービス案件は経験の浅いスタッフに自動的に割り当てるといったルールを設定することもできるという。

また、今後は修理部品の納期や前工程、後工程など工程の順序も考慮したスケジュール管理機能もリリースする予定だという。

価格は、ディスパッチャー用ライセンスが一人あたり月額18,000円。フィールドエンジニア用ライセンスが一人あたり月額18,000円(いずれも税別)。なお、別途、Salesforce Service Cloud用ライセンスも必要になる。

セールスフォース・ドットコム マーケティング本部 プロダクトマーケティング シニアディレクター 御代茂樹氏は、「フィールドサービスは、手作業の部分が多く、今後、IoTにより多くのデバイスが接続されることを考えれば、コールセンターへの問い合わせから修理依頼まで、ユーザー体験を全部つなげる必要がある。これに向けた自動化は一刻早くもスタートしなければならない。この分野のシステム領域には大きなビジネスチャンスがある」と、フィールドサービス分野市場に期待を寄せた。

そして、御代氏は「Field Service Lightning」の主な適用業務として、設備メンテナンス、ソーラーパネル、製造業、ユーティリティ、小売業・住宅サービス、ヘルスケアなどを挙げた。

(丸山篤)