(写真=KLPGA)

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韓国女子ゴルフ界にまた新たなホープが登場した。その名はソン・ウンジョン。6月26日に行われたKLPGAツアーの『BCカード・韓国経済レディス』で彗星のこどく登場した逸材だ。

初日、2日目、3日目と首位に立ったソン・ウンジョンは、最終日も首位を走り続けるも最終18番ホールでミスを犯し、プレーオフに敗れて最終的には準優勝で終わったものの、その特異な経歴もあって韓国メディアから大きな注目を浴びた。

国家代表を放棄して米国武者修行へ

何しろ彼女はまだ17歳。現在は光州(クァンジュ)の錦湖(クムホ)中央女子高校に通う女子高生なのだ。ただ、ゴルフ界では知る人ぞ知る有望株でもあった。

2011年に小学6年生で韓国女子プロゴルル会長杯を制して、京畿道(キョンギド)の安養(アンヤン)女子中学時代だった2013年に国家代表に選出。韓国でゴルフ国家代表に選ばれれば、充実した練習環境に身を置くこともでき、そのために大勢のアマチュアたちが子供の頃から鎬を削り合い、国家代表になりたくてもなれない選手も多い。イ・ボミは国家代表よりもその下の“代表常備軍”にしかなれなかったし、キム・ハヌルは“代表常備軍”にもなれなかった。まさに狭き門であり、名誉なステイタスなのである。

ところが、ソン・ウンジョンは国内で学ぶもことはもはやないと言わんばかりに、自ら国家代表のポジションを放棄した。

アメリカに渡って各種アマチュア大会に出場し、2014年US女子アマチュアパブリックリンクスゴルフ大会準優勝など実績を積んでいく。
昨年2015年には世界女子ゴルフの登竜門とされるUS女子ジュニアゴルフ選手権大会を制覇して、最強アマにもなった。

『BCカード・韓国経済レディス』には、そんな実績を買われて主催者推薦出場。ドライバー平均飛距離280ヤードを越える長打力と、高校生とは思えない度胸満点の勝負強さで、優勝まであと一歩のところまで迫ったのだ。

その表情にまだあどけさなが残るチャーミングなニキビ顔で素晴らしいショットを連発するソン・ウンジョン。

彼女に競り勝ったオ・ジヒョンも「ショートゲームの腕前だけ整えば、女子ゴルフを担う大黒柱がなるだろう」と絶賛している。

1999年10月生まれの彼女は18歳になる来年10月が過ぎたら、プロになることができる。彼女の本格的なプロ・デビューは、2018年まで待たなければならないが、これからの2年間が楽しみな選手であることは間違いないだろう。

(文=S-KOREA編集部)