プジョー、シトロエン、DSという3ブランドを展開するPSAグループが日本にクリーンディーゼル「BlueHDi」の導入を開始します。シトロエンの先陣を切ってクリーンディーゼルを搭載するのがC4、グレード名は「FEEL BlueHDi」となっています。

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ところで、この「C4 FEEL」にはガソリン直噴ターボエンジンも用意されますが、エンジン以外はほぼ同じ装備といえる、この2台の価格は20万円。メーカー希望小売価格は、ガソリン車が259万円、ディーゼルは279万円(いずれも消費税8%込)なのです。

クリーンディーゼルというと、排気処理装置のせいで値段が高くなりがちという印象もありますが、シトロエンのプライズタグからは、それほどの価格差が感じられません。むしろディーゼルのほうがリーズナブルに思えます。

その理由は3つあります。

1.ディーゼル車はエコカー減税対象

まず大事なのは、ディーゼル車はエコカー減税対象で、重量税と取得税が免税となり、自動車税も75%減税クラスとなっていることです。合わせて13万6100円相当の減税が期待できるのです。新車購入時に必要な取得税と重量税だけでも10万円近い減税となりますから(初年度の自動車税は月割で支払い、翌年度が減税対象)車両本体価格279万円のディーゼルであっても購入時の総支払額は300万円を切るというわけです。一方、ガソリン車にはそうした減税メリットはありません。

2.ガソリン車はハイオク指定で燃料代が高い

エコカー減税の適用により車両価格差が実際より縮まる2台のC4 FEELですが、さらにランニングコストでも大きな差があります。ガソリン直噴エンジンは欧州車の常でハイオク指定となります。つまり軽油とハイオクを比べることになりますから、燃料代においてクリーンディーゼルのほうが随分と安く済むといえるのです。とはいえ、PSAのクリーンディーゼルはNOx処理に尿素水を使うタイプなので、その補充は必要になります(目安は1年もしくは1万km)。

3.ディーゼルは4気筒、ガソリンは3気筒

そして、ディーゼルエンジンは1.6リッター4気筒なのに対して、ガソリンエンジンは1.2リッター3気筒。ダウンサイジングの時代ですから排気量や気筒数が多いほど偉いとはいえませんが、ランニングコストを含めて価格差がそれほどないと思うと、4気筒のお買い得感が際立ちます。ちなみに最高出力はガソリンが130ps、ディーゼルは120ps。最大トルクはガソリンが230Nm、ディーゼルが300Nm。JC08モードの燃料消費率はガソリンが16.3km/L、ディーゼルは20.2km/Lとなっています。

(山本晋也)

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