激安のハイレゾ対応イヤホンを40万円のプレイヤーで試聴した結果

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CP-IE300Hは6500円と低価格ながらも、ハウジングにアルミ削り出しを採用し、振動とノイズを削減したハイレゾ音源対応のカナル型イヤホンである。「壺」をモチーフにしたシンプルなデザインでカラバリはオレンジ、ブラック、ゴールド、ホワイトの4色展開。

ここでひとつの疑問が湧き起こる。

「ホントにハイレゾが聴けるの?」

そこで、この疑問を解決すべく、普通にレビューしてはつまらないと思い立った筆者は、普段から煮え湯を飲まされているEngadget編集部に挑戦状をたたきつけることにした。

激安イヤホン聞き比べ対決!



▲「オマエらにハイレゾの音が聴きこなせるのか!?」

ここで勇敢なる挑戦者をご紹介しよう。

▲Engadget編集部ハード松村氏。普段はせいぜいスマホで音楽を聴く程度。主なジャンルはJ-POPやJ-ROCK。ハイレゾへの造詣は皆無と言って良いだろう。この男が今回のターゲットである

▲ご存じEngadget編集部レイナちゃん。普段は1000円クラスのイヤホンとソニーのWALKMANでクラシックを聴いているとのこと。ハード松村氏の策略により急遽参戦。相変わらずカワイイ

ブラインドテストのルールを発表!

CP-IE300Hを接続した約6〜40万円のデジタルオーディオプレーヤー4機種を隠した状態で順不同にて試聴し、機種を言い当てるというもの。

使用したデジタルオーディオプレイヤーはご存じAstell&KernのAKシリーズ現行モデル4機種。

▲価格は実売価格。AK70は7月15日に発売したばかりの最新モデル

使用する楽曲は、この2人が普段無縁であろうアニソン砲を発射してみる。もちろん24bit/48kHzのハイレゾ音源だ。

▲「SHOW BY ROCK」第1期OP「青春はNon-Stop!(プラズマジカ)」

まずはハード松村氏。普段、あまり音楽は聴かずイヤホンやプレイヤーにはほとんどコダワリがないとのこと。ちなみにカラオケではマイナーなJ-ROCKを熱唱する。その姿は、そこはかとなくサンボマスターの様相だ。

▲首をかしげて、なにやら難色を示している。アナタにハイレゾが解るのか!?

▲おやおや、頭を抱えちゃったよ!

さて、ハード松村氏の解答は......。

「2番目が良かった以外、他は同じにきこえる......」

この場合の2番目とはエントリーモデルであるAK70のこと。エントリーモデルを「一番良い」と答えた時点で、ドヤ顔で罵倒してやろうと思ったが、実はこの解答はあながち間違っていない。

というのも、AK380などのハイスペックモデルのポテンシャルを活かすには、激安イヤホンではしばしば実力不足なことがある。要するにプレイヤーのスペックに見合ったイヤホンを組み合わせることが重要になる。ただし、AK300〜AK380の上位モデルの音が良くないという感想はいかがなものか。

ハード松村氏も「実は大したことない」という結果に終わった。

続いてレイナちゃんが試聴。今回、ハイレゾもブラインドテストも初体験とのこと。普段はiPhoneの純正イヤホンや1000円イヤホンを使用しており、CP-IE300Hの6500円という価格も「高〜い!」という感想。若干、緊張気味ではあるがワクワクしているとテストを前に笑顔で答える。

▲相変わらずカワイイ。仏頂面のハード松村氏とは大違いだ

▲だいぶ真剣に聴き入っている模様

▲何か閃いた様子のレイナちゃん

ここで筆者が普段使いしているオーディオテクニカ製のATH-CKR10も試聴してもらうことにする。こちらはチタン製のハウジングを採用したハイレゾ対応のイヤホンだ。

▲audio-technica ATH-CKR10(実売価格 2万5480円)

▲先ほどと同じ順序で試聴してもらう。何か確信を得た様子

気になるレイナちゃんの解答は......。

「1番目と4番目が、2番目と3番目の音よりも良かったです!」

ハイ、ご名答! 1番目と4番目がAK380とAK320。つまり上位2機種。2番目がAK70、3番目がAK300でエントリー2機種。

レイナちゃんの音に対するセンスには脱帽だが、今回のブラインドテストではハード松村氏の不甲斐なさが一層際立つ結果になった。



そろそろマジメにレビュー


さて、ハード松村氏のおそ松、もとい、お粗末な武勇伝はこれくらいにして、少しマジメにレビューをしてみよう。

今回テストしたCP-IE300Hだが、6500円という価格的に全く期待していなかったものの、最初に試聴した瞬間「おっ!?」という感想が漏れた。ハイレゾ対応のイヤホンは高額なものになるとン十万円の世界。もちろん、それらのハイスペックなモデルにはかなわないものの、非常にクリアに聴くことができ、AK70のようなエントリーモデルのデジタルオーディオプレイヤーとの相性が良いと感じた。また、ハイレゾ対応のプレイヤーでなくとも、iPhoneやiPodの音も純正イヤホンに比べて、表現力が豊かに聴くことができた。

CP-IE300Hは、ハイレゾ初心者や脱1000円イヤホンしたい人にオススメできる1台でしょう!

▲CP-IE300Hのパッケージ

▲ひとつウエの音を求める人にオススメです!