先日、タイの空港で日本の子どもたちが集団で読書している光景を撮影した画像が中国国内で紹介され、大いに議論を呼び起こした。中国メディア・銭江晩報は10日、この件や子どもの読書について日本人の母親がどう考えているのかについて紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 先日、タイの空港で日本の子どもたちが集団で読書している光景を撮影した画像が中国国内で紹介され、大いに議論を呼び起こした。中国メディア・銭江晩報は10日、この件や子どもの読書について日本人の母親がどう考えているのかについて紹介する記事を掲載した。

 記事は、現在9歳の娘と2歳の息子を持つ日本人女性から話を聞くことができたとし、この女性の考え方について紹介した。女性は、画像の子どもたちが当時携帯電話の持参を禁じられていたとの情報があることを示す一方で、人は小学校時代に一番多く読書をするとの見解を披露。女性自身もわが子に読書の習慣を身に着けさせるべく、小さいころから大量の絵本を読み聞かせてきたとしている。

 記事はまた、女性が「本を読む」という行為も実は「言葉で伝えるとともに、身をもって教える」ものであり、「大人が毎日パソコンや携帯電話、テレビを見ていたら、どうして子どもを読書に集中させることができようか」とも論じたことを紹介した。

 さらに、「ゆとり教育」を経た日本の教育の現状として、子どもに読書の習慣を身に付けさせようとする親が多くなっているとし、書店では「学習能力は10歳までの読書量で決まる」などといった類の本がよく売れているとも解説したことを伝えた。

 読書というものは、日常生活の中でもどことなく特別感のある行為ではないだろうか。しばし時間が現実を忘れて、本の世界に入り込み、場面を空想したり、考えたりしながら読み進める。そして時々指でページを繰る際の乾いた音を楽しむ。読み終わった後には、なんとなく心が豊かになった気持ちにもなれる。デジタルデバイスでも読書は可能だが、それでもやはり紙の持つ質感が恋しくなるのだ。

 読書は決して数を競うものではない。大切なのは自分なりの「読み方」を身に付けることなのだが、そのためにはやはりそれなりの読書量を積み重ねる必要がある。場所などどこでもいい。子どもたちにはとにかく、好きな本、興味ある本をたくさん読んでもらいたい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)