近い未来における自動車のテーマは、まさに「自動車」の文字通り、自動で運転してくれるクルマだ。実用化に向けてはまだまだ時間を必要としそうだが、その日は着実に近づいている。長い時間をかけて自動車は進化を遂げてきたが、オートマチックトランスミッション(AT)の普及も、画期的なトピックの1つと言えるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 近い未来における自動車のテーマは、まさに「自動車」の文字通り、自動で運転してくれるクルマだ。実用化に向けてはまだまだ時間を必要としそうだが、その日は着実に近づいている。長い時間をかけて自動車は進化を遂げてきたが、オートマチックトランスミッション(AT)の普及も、画期的なトピックの1つと言えるだろう。

 中国メディア・中金在線は8日、「日本人はどうして極度にATを愛するのか」とする記事を掲載した。記事は、欧州ではAT車のシェアが25%程度であるのに対して、日本では99%に近い水準に達しており「世界でAT車種がもっとも多い国」になっていると紹介。その理由について考察している。

 記事が示した理由は、「起伏の多い島国である日本では、マニュアル(MT)の運転にテクニックが必要であり、ATが普及しやすかった」、「ハイブリッド車などエコカーの普及を国が推進しているため、MT車が持つ燃費の優位性が薄れている」、「AT限定免許証の存在」、「セカンドカーを持つ割合が低いこと」、「趣味として自動車を所有する人が少なくなったこと」の5点だ。

 AT限定免許の存在については、より短い学習時間、安い受講料で免許が取れるために選択するする人が多く、2003年には36%程度だったのが、14年には50%を超えたと紹介している。なお、中国にもAT限定の「C2」というクラスの免許が存在するが、その割合は全体の1%だという。

 記事は最後に「いずれにせよ、未来の自動車は間違いなく両手の解放、労働量の減少、自動化・スマート化に向いて前進する。日本でも欧米でもATの割合は増えており、新エネ車の急発展も相まって、将来は原始的なドライビングを楽しむクルマが極めて少なくなることだろう」と締めくくった。

 小さいころ、バスやタクシーの運転手がギアを動かす様子を食い入るように見つめていた人間としては、今でもMTを運転したいという願望が心の片隅にはある。しかし、実用的な点、家族が運転しやすい点を考慮した場合、MT車は真っ先に除外されてしまう。中国で今もなおMT車が当然のように街を走っているのを見ると、なんとも羨ましい気持ちになるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)