3月(2016年)でテレビ朝日系「報道ステーション」を辞めた古舘伊知郎がどんな「すべらない話」を披露してくれるのか、それだけが楽しみで見た。古舘以外のプレイヤーは、松本人志、千原ジュニア(千原兄弟)、宮川大輔、河本準一(次長課長)、ケンドーコバヤシ、星田英利、兵動大樹(矢野・兵動)、小籔千豊、宮迫博之(雨上がり決死隊)と、全員、吉本芸人という偏りっぷりである。SMAP中居正広がゲストの第29回の際には、バカリズム、オードリー春日とほかの事務所の芸人もいたのに、露骨なまでの吉本芸人びいきにうんざりする。

プレイヤーの名前が書かれたサイコロを振り、当たった人が「すべらない話」をするというシンプルな企画だが、逆に言えば、当たらなければどんなにいい「すべらない話」を持っていたとしても披露できない。

今回の古舘はというと、サイコロに細工がされているのではと疑いそうになるほど、何度も何度も古舘の番がやってきて、子供時代から学生時代の話、そして、テレ朝に入社し、初めてマラソン実況をした話、かつて実況を担当していた新日プロレスの伝説・旅館破壊事件の真相、さらには、「報道ステーション」時代の中継先の女性記者の話など、喋り倒していた。

12年間のウップンを吐き出すかのような古舘のひとり舞台。このマシンガントークで生ぬるいバラエティに喝!を入れて欲しいものだ。(放送2016年7月9日21時〜)

(白蘭)