中国の高速鉄道は現在世界に向けて大々的な売り込みをかけており、その知名度は徐々に高まってきている。その一方で、中国メーカーの自動車の知名度は今一つだ。特に日本においては、どんなメーカーがあってどんな名前のクルマを作っているか、知っている人の方がはるかに少ないのが現状である。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の高速鉄道は現在世界に向けて大々的な売り込みをかけており、その知名度は徐々に高まってきている。その一方で、中国メーカーの自動車の知名度は今一つだ。特に日本においては、どんなメーカーがあってどんな名前のクルマを作っているか、知っている人の方がはるかに少ないのが現状である。

 中国メディア・今日頭条は10日、日本人の専門家が中国メーカーの自動車に対して高い評価を下したとする記事を掲載した。記事は、中国において日本メーカーの自動車が、日本に対する感情は抜きにして良好であると説明。では逆はどうか、ということで、日本の自動車界の専門家が中国大手メーカーの乗用車を見た感想について紹介した。

 評価の対象となったのは、上海通用五菱・宝駿560、BYD・唐、吉利・博瑞の3車種。宝駿560について「日本に競争相手はいない。パクリの形跡も見られず、どこの国が作ったのか当てることが難しい。かつての中国車の印象を打ち消すもので、同じ価格帯の日本車に何ら劣る点はない」と賞賛したことを伝えた。

 また、唐について「シャープなボディに中国らしさがあふれている。作りもよく、豪華さではレクサスにも比肩する。一方で、快適さでは若干劣る」としたこと、博瑞に関しては「認知度が低いという弱点はあるが、日本でも価格さえ合えば、カムリと戦える。コントロール性は、日本車と同じレベル」と評したことを紹介している。

 そして、総評として「日本車に比べて作りの面で欠陥があると思われ続けてきた中国ブランド車が、知らず知らずのうちにレベルアップしており、ドライブフィーリングを含めてすでに外国車に引けを取らない状況である」とした一方で、設計や動力の面でなおも不足な点があるとの指摘も出されたと伝えた。

 日本国内では中国ブランドの自動車をほとんど見かけないゆえ、その実情をダイレクトに把握することは難しいが、中国のメーカーが少なくとも日々進歩を遂げているという点は認識しておくべきだろう。いつまでも「パクリベースの劣悪品で使い物にならない」というイメージを持っていては、いつかしっぺ返しを食う可能性だってゼロではないのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)