はじめまして、アラフォー独身ライターの下田公子です。ここでは、イケてない料理を、おしゃれな一皿に変身させる方法を模索したいと思います。この背景には、最近、Instagramなど写真SNSに本腰を入れたことがあります。とりわけおもしろみもない日々を過ごしている人間にとって、アップするものと言えば料理しかありません。それと同時に同世代の独身女子のタイムラインをチェック。驚いたのは、そのレベル高い料理の腕前。

自分より料理がデキないと思っていた格下女子が、おしゃれカフェご飯と見まごうばかりの逸品をアップし、多数の「イイネ」を獲得。これは悔しかったですね。趣味はマウンティングで負けず嫌いの私は、彼女たちと同様のおしゃれ料理作成に奮闘するも、元来がガサツな性分なので撃沈……。

あ、でも、おしゃれ料理の代名詞、オムレツは上手につくれるようになりました。オムレツがうまくできるコツは、卵3個に牛乳を小さじ1程度入れて溶き、油をたっぷりひいた高温のフライパンに一気に流し込み、フライパンのヘリに押し付けるようにまとめて仕上げることです。

自分なりに「イイネ」を狙ってがんばって作ったのが、下記のご飯です。

オムレツの半円形になっている部分が、フライパンのヘリの形状。猫柄の皿には青菜の煮びたし。キラキラご飯のつもりで作ったのに、お年寄りが好むようなシワシワご飯に。ちなみにお皿は実家から持ってきた20年以上の愛用品(安物)。

盛り付けが雑なのか、丁寧に作っていないからダメなのか、なんとか見栄えする料理はできないものか……と「#おうちごはん」でインスタを検索しました。

すると、おしゃれに見える料理に使われている食材に共通点があることを発見。手間がかからない食材を下記にピックアップしました。

●卵(オムレツ、目玉焼き、ゆで卵)

●ホウレンソウ ●オリーブ ●マッシュルーム ●ベーコン ●ナチュラルチーズ

●トマト ●ハーブ(ルッコラ、バジルなど) ●水煮豆 ●ナッツ

早速、近所のスーパーに走り、自宅にはないおしゃれ食材を購入。

赤線が新規購入のおしゃれ食材。それだけを買うつもりが、好物のガリガリ君梨味やそうめん(薬味のミョウガ)などが特売していて購入してしまう。

高額で驚いたのが、オリーブとフェタチーズが入っているオイル漬けのお値段、699円。高級和牛より高価。毎日こんなの食べてたら破産するかも。

あと、もう1つおしゃれに見える料理で多用されている食器があることが分かりました。それは、フィンランドの食器ブランド『アラビア』のブラックパラティッシ。実は私もこれは持っていて、お嫁に行くときに使おうと思い、5年前に購入し、しまい込んでいましたが、結婚の予定もないので満を持しておろしてみました。

26cmサイズで当時5000円くらいで購入。インパクトがある柄なのに、不思議と料理が映える魔法の皿。

お皿のおしゃれ感と、料理に「あるもの」を足すと、地味なご飯も華やかに!

さて、手間をかけずにインスタ映えするご飯はできないものかと試行錯誤。イケてる食材と、イケてる皿を揃えて盛ればなんとかなかなるのでは……と思いついたインスタ映えしない地味メシ改善の軌跡を写真と共に紹介します。

ホウレンソウは、熱湯に10秒ほどサッとくぐらせ、余熱で加熱。根元の栄養価が高いので切り落とさない。根元の泥は水に浸して振り落とし、その後水でよく洗う。

おしゃれ見え料理に欠かせないのは、砕いたナッツをパラリの法則。肉にも野菜にも有効なので、これは絶対にお忘れなく。

つまみ用に買い置いてあったナッツをハサミで砕く。飛び散るのでお椀のほうがよかったとやってから気が付く。

イケてるキノコの代表格・マッシュルームを卵料理に添えると、おしゃれ感たっぷりに大変身することがリサーチでわかりました。マッシュルームは加熱するよりも、生であるほうがおしゃれ度が高いのですが、生のキノコ類に抵抗があるので、熱湯で表面を加熱。

マッシュルームは生のほうがおしゃれ度が高くなるも、非加熱に抵抗感があり、熱湯で表面を殺菌してみる。サラダ用マッシュルームであっても抵抗が……。

おしゃれに変身したシワシワ飯は次のページへ!

さて、これらのおしゃれ食材を盛ったらどうなるのでしょうか。お皿を変えて、ナッツ、マッシュルーム、オリーブ、チーズというおしゃれ食材を足しただけというのがポイントです。

●おしゃれ食材&食器使用前写真

ガサツすぎる盛り付けと、投げやりなオムレツのふてぶてしさが伝わってくる、オカン飯という雰囲気。お皿は実家から持ってた20年来の愛用品(安物)。

最初につくったご飯がコレ。

●おしゃれ食材&食器 使用後写真

ホウレンソウのおひたしにはナッツを、炙り油揚げには、オリーブとチーズを乗せました。オムレツにはスライスしたマッシュルームを置いたら、いかした北欧のモーニング的な雰囲気に。

反省点は、パプリカやトマトなどで赤をプラスしなかったこと。キャロットラぺ(ニンジンのサラダ。超手間がかかる)なども添えるとよかったかも。あとは、バジルなどの生ハーブをパラパラするだけでも、おしゃれ感は倍増したはず。しかし、この仕上がりに、我ながら大自己満足!

マッシュルームをスライスして乗せるだけで、おしゃれ感が出るから不思議。

この写真をイケてるインスタグラマーの先輩に見せたところ、「ケチャップないんすか。マッシュルームがキモイっす」と一蹴……撃沈。そうだわ、確かにお皿に赤がありませんね。赤色食材マストの法則も追加! これは次回持越しで……。

それにつけても、おしゃれ料理には乗っかっている食材が少量なだけに、大量の開封済み食材が発生。これらを使いまわす工夫をすれば、料理の腕も上がるでしょう。これからも精進していきます。

マッシュルームやオイル漬けのチーズなど苦手なものもあり、完食を考えると途方に暮れる。