12日、高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備が決定した韓国で、ソウルなどの首都圏がTHAADの防御網に含まれない可能性が高まっている。これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せた。写真は朝鮮半島の地図。

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2016年7月12日、韓国・ヘラルド経済によると、高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備が決定した韓国で、ソウルなどの首都圏がTHAADの防御網に含まれない可能性が高まっている。

THAADの射程距離は約200キロ。そのため、有力候補となっている慶尚道などの南部圏域にTHAADが配備された場合は、ソウルを狙った敵のミサイルを迎撃することができないという。軍当局は「THAADが南部圏域に配備された場合、首都圏上空には別途の防衛網を構築する可能性が高い」と述べている。

韓国軍は首都圏の防衛網として、新型パトリオットミサイル(PAC-3)を2018年までに米国から輸入することを検討しているが、その場合、首都圏はそれまで敵のミサイルに無防備な状態になると指摘されている。

軍当局によると、駐韓米軍はPAC-3を京畿道烏山、全羅北道群山などに駐留中の米軍基地の防御用として配備している。PAC-3の迎撃範囲は30〜40キロであるため、首都圏の防御が可能だが、駐韓米軍が保有するパトリオットと今度配備されるTHAADは駐韓米軍の兵力と装備の保護を主な目的としているため、韓国軍が今後、米国から輸入する予定のPAC-3が首都圏防御の任務を担当する可能性が高いという。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せた。

「THAADは結局、日本と米国を守るためのものだった」
「韓国にTHAADは必要ないということ。韓国政府の言う『安保』は、『米軍のための安保』!」

「韓国政府は米国にどんな弱みを握られているんだ?」
「生まれたばかりの赤ちゃんの方が、朴大統領よりましな仕事をするだろう。なぜなら、生まれたばかりの赤ちゃんは少なくとも『何もしない』から。今の政府は本当に無能だ」

「国民の半分が生活している首都圏を守らず、一体どこを守ろうというのか?米軍基地さえ守れればいいの?巨額の費用をつぎ込み、世論を分裂させてまで配備する価値があったのだろうか?」
「国の安保のためには必要だと思っていたが…。やっぱりTHAAD配備に反対だ」
「細かいことはどうでもいい。韓国も核を開発すれば全て解決する」(翻訳・編集/堂本)