5日、スペイン警察はこのほど、ヨーロッパウナギの稚魚の密輸グループを摘発した。写真はうな重。

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2016年7月5日、スペイン紙エル・ムンドは記事「中国人がわれわれのシラスウナギを盗んだ」を掲載した。11日付で参考消息網が伝えた。

スペイン警察はこのほど、ヨーロッパウナギの稚魚(シラスウナギ)の密輸グループを摘発、中国人5人、スペイン人3人を逮捕した。昨年10月から今年3月にかけ2.5トンものシラスウナギを密輸していたが、その手法は驚くべきもの。酸素を加圧充填(じゅうてん)した海水を入れたビニール袋にシラスウナギを入れ、その周りを氷で囲い、トランクに詰めて香港へと運ぶというものだった。その後は福建省の養殖場で育てられ、日本や中国に出荷されたものとみられる。

ヨーロッパウナギは絶滅危惧種に指定され、欧州連合(EU)外への輸出が禁じられている。しかし実際には大規模な密輸が継続している。あるウナギ養殖業界の関係者は輸出禁止はヨーロッパウナギの生息数回復にはつながらないと指摘、漁獲制限を導入するべきだと話している。(翻訳・編集/増田聡太郎)