俳優としてドラマや映画に数々出演し、若手俳優陣の中でも頭ひとつ出ている印象の賀来賢人さん。


このほど公開された映画『森山中教習所』ではポーカーフェイスでクールなヤクザ・轟木役で、野村周平さんとW主演を務めました。

銀髪で細身のスーツを着こなし、胸にモヤモヤを抱えながら生きる轟木を等身大で演じた賀来さんに、演じる上でのこだわりから夏の思い出まで、インタビューを敢行しました!

Q:「1度きりの最高の夏――もう一生会えないけど、忘れられない友達」というコピーの通り、とても胸に残る作品に仕上がっています。完成作をご覧になっていかがでしたか?

賀来賢人(以下、賀来):僕も本当に大好きな作品です。2週間でキュッと撮ったんですけど、ロケーションも最高で、すごく現場もよかったんです。いつも試写では自分の芝居が気になるんですけど、初めて何も気にせず見られました。それは僕にとって、とても大きなことでした。

Q:役に入るために、衣装の採寸にもかなりこだわったと聞いています。

賀来:そうですね。轟木は原作だとちょっとホワッとしている子なんですけど、スタイリストさんと「なるべく鋭くて無駄な動きのない人にしたいね」って話をしていて。どうしたらいいのかと考えて、衣装をこだわったり、髪の毛を銀にしたり。歩き方や感情表現も含めて無駄のない人に、という面をとてもこだわりました。

Q:佐藤清高役の野村周平さんとのコンビはいかがでしたか?

賀来:すごく面白かったです。彼の芝居や動きがまったく想像できなくて。というのも、僕ではやらないようなことをいっぱいやるんです。台本の読み方が僕とは違うんでしょうね。それがすごく面白いし、清高っぽさが前面に出ていたので、いいズレ感が映画に生きてきたのかなというのはあります。発想やセンスがすごく面白いので、羨ましく見ていました。

Q:確かに、清高と真逆で轟木の表情は死んだ魚のようでした……。

賀来:僕ですか(笑)? 表情がない分、目の力とかで全部表現しようとはしていました。プロデューサーとも話して、なるべく目が泳ぐことをなくそう、と。そこもこだわりです。


Q:賀来さんは轟木か清高かで言うと、どちらに近いですか?

賀来:轟木じゃないですかね。近いというか、共感はできます。自分には本当はこうしたいという希望があるんだけど、いろいろな事情があって悶々として悪循環になっているところとか、わかります。ヤクザという設定を除けば、轟木は普通の子なんです。等身大の男の子なだけで、クールという感じでもないというか、すごく人間っぽい人です。演じていてわかってきたというか、やっていくうちに好きになっていったキャラクターでした。

Q:物語のクライマックスでは、重機を動かすようなシーンもありましたね。

賀来:あのシーンは深夜に撮っていたんですけど、現場も男だらけで皆「わああ」って、テンションが上がっていたんです。車を壊すなんていう機会、普段ないじゃないですか? 何せ一番喜んでいたのが監督で、「カット」「チェック」とか言わないといけないのに、ずっと興奮していたんですよ(笑)。皆、楽しんでやっていました。

Q:実際、運転もされたんですよね?

賀来:しました。やっぱり大きいものを動かしたりするのって、男の人はワクワクするんですね。乗り心地もいいし、面白かったです。思い入れというよりも、ただ単にアドレナリンが出ましたね。


Q:夏を舞台にした作品ですが、賀来さんの人生の中で思い出に残る夏はありますか?

賀来:それこそ『森山中教習所』は監督、プロデューサー、カメラマンが、僕がデビューしたてのときの映画『ソフトボーイ』でご一緒していた人たちなんです。撮影が夏だったので、すごく思い出深いです。

今回、5年越しにこの映画でまた同じメンバーで一緒にできたので、実はすっごく気合いが入っていました。下手なところを見せられないなと思って、すごく緊張もしていて。いざやってみると、「成長したね」と言ってもらえました。また5年後くらいに、このチームでできるように頑張っていきたいです!

前半のインタビューはここまで!

後半では、賀来さんの教習所の思い出や、役者をやっていなかったら何をやっていたかなど質問をぶつけましたので、お楽しみに!

映画『森山中教習所』は全国ロードショー中です。(取材・文・写真:赤山恭子)

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