環境問題が深刻化している中国において、日本の環境保護や資源リサイクルの取り組みがしばしば紹介される。そこでよく聞かれるのは「ゴミが宝の山に変わる」といった言葉である。中国メディア・今日頭条は9日、日本に存在する「再利用可能なガラス瓶」について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 環境問題が深刻化している中国において、日本の環境保護や資源リサイクルの取り組みがしばしば紹介される。そこでよく聞かれるのは「ゴミが宝の山に変わる」といった言葉である。中国メディア・今日頭条は9日、日本に存在する「再利用可能なガラス瓶」について紹介する記事を掲載した。

 記事は「日本人はどうしてガラス瓶を洗浄してから捨てるのか」と疑問を提起したうえで、日本ではガラス瓶は「洗浄、殺菌後にそのまま再利用されるもの」、「回収後に破砕して高温で溶解した後、新しい瓶を作るもの」の2通りに分かれると紹介。前者は「リターナル瓶」と言われ、専門家の話として35回程度は繰り返し使用可能であると説明した。

 また、瓶の回収は販売店の協力によって行われるほか、各地域の子ども会なども回収を実施しているとした。そして、子ども会などの活動によって「日本の子どもたちは小さいころから資源の再生利用に関する教育を受けているのである」と論じた。

 さらに、「リターナル瓶」の回収に当たっては蓋を取ること、他のガラス製品と混ぜないことのほかに、瓶を家庭で洗うことが推奨されていると紹介。回収後に洗浄が行われるものの、「あらかじめ洗っておくことで、輸送中に悪臭を放つのを防ぐ」というのが理由であり、細かい部分にまで気が配られていることを説明した。

 記事は、日本国内の環境保護団体がリターナル瓶の利用を呼びかける一方、その利用数は年々減少しており、30年間で約3分の1減ったとも紹介している。これは、瓶よりも扱いやすい紙パックや缶、ペットボトルの利用が大きく増えたことによるものであり、環境保護に対して後ろ向きになった結果ではないだろう。

 小さいころ、夏になると冷蔵庫にお中元でもらったらしきカルピスの瓶が入っていた。水玉デザインの紙に包まれた茶色の大きなガラス瓶は、夏休みの子どもにとって実に魅惑的な存在だった。それが紙パックへ、そして2012年からはプラスチックの「ピースボトル」へと、より環境にやさしい容器へと変わっていった。時代の流れ、そして環境意識の流れなのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)