10日、新浪はコラム「韓国の高高度防衛ミサイル配備、われわれは韓国製品をボイコットするべきか?」を掲載した。SNSではボイコットで韓国に制裁するべきとの意見が高まっているが、賢明な判断ではないと分析している。

写真拡大

2016年7月10日、中国メディア・新浪はコラム「韓国の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備、われわれは韓国製品をボイコットするべきか?」を掲載した。

米韓両国は8日、在韓米軍にTHAADの配備を発表した。THAADは米軍が構築するミサイル防衛(MD)システムの一環で、150キロという高高度での弾道ミサイル迎撃を可能とする。北朝鮮の弾道ミサイルへの対抗が狙いだが、地域のパワーバランスを壊すと中国が強く反発してきた。

近年、中韓関係は極めて良好で、経済的にも北朝鮮問題でも協力を深めてきたが、THAADによってその信頼関係は瓦解したと言える。配備のニュースを受け中国国民も怒りを示し、SNSには韓国旅行取りやめや韓国製品ボイコットを呼び掛ける書き込みが集まった。

ただし韓国製品ボイコットは極めて愚かな行為である。そもそも韓国製品を購入すれば、韓国だけではなく中国にもメリットがあるのだ。ボイコットは中国人にもダメージを与えてしまう。また、ボイコットによって韓国は一気に米国との関係を強化することになるだろう。そうなればTHAAD配備撤回など夢のまた夢だ。むしろ対話と関係を継続することが必要なのだ。

北朝鮮しかりロシアしかり、世界ではさまざまな経済制裁が行われているが、目に見える効果は上がっていない。実効性ある成果を手に入れたいならば、ボイコットは避けるべきだろう。(翻訳・編集/増田聡太郎)