11日、環球時報(電子版)によると、南シナ海での中国の領有権主張について、国連海洋法条約に基づき仲裁裁判が12日に出す判決について、フィリピンのヤサイ外相はこのほど「勝訴したとしても中国を追い出す方法はない」と表明した。資料写真。

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2016年7月11日、環球時報(電子版)によると、南シナ海での中国の領有権主張について、国連海洋法条約に基づき仲裁裁判が12日に出す判決について、フィリピンのヤサイ外相はこのほど「勝訴したとしても中国を追い出す方法はない」と表明した。

フィリピン紙によると、ヤサイ外相は10日、「仲介裁で有利な判決が出たとしても、フィリピンが中国を領土紛争から離れさせるすべは持たない」と指摘。一方で、中国が実効支配するスカボロー礁(中国名・黄岩島)は公海にある」と強調した。ヤサイ外相はまた、国連海洋法条約に基づき「われわれは専属経済区域の範囲と内容を規定している」と指摘したものの、「判決で勝訴したとしても、同区域についてわれわれは何の権力も持たない」と語った。

さらに、ヤサイ外相は国民に希望を持つよう呼びかけた。「私は彼らに事実を明確に説明することを臨む。仲介裁が該当地域はフィリピンのものだと認定すれば、漁民は漁ができるようになる。政府もスカボロー礁を漁民に返すと確約できる」と述べた。(翻訳・編集/大宮)