11日、カナダ議会のウェブサイトで、外国人の出産した赤ちゃんに対する国籍付与をやめるよう求める署名運動が繰り広げられている。写真はバンクーバーのチャイナタウン。

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2016年7月11日、環球網によると、カナダ議会のウェブサイトで、外国人の出産した赤ちゃんに対する国籍付与をやめるよう求める署名運動が繰り広げられている。

この運動は中国人妊婦がカナダに渡って出産するケースが相次いでいることを懸念した市民が起こしたもので、外国人が出産した子どもに対するカナダ国籍の自動付与を取り消すための立法を要求。請願書には外国人の越境出産が増えることによる納税者の負担増加や、子どもが保証人になって親や親戚をカナダに移住させることへの懸念が記されている。

中国人の越境出産はカナダだけでなく米国でも多発しており、先進7カ国の中で国籍の出生地主義を採っているのはこの2カ国だけだ。米国での出産をめぐっては最近、中国人女性が税関で入国を拒否されて帰国するという事態が発生。出産目的であることを申告するなどきちんとした手続きを踏んでいれば米国での出産に問題はないが、不法滞在の可能性を疑われた場合はビザを所持していても入国拒否となる場合があるという。

また、昨年10月には米国籍を取得するために米国行きの機内で出産した台湾の女性が大きな注目を浴びた。航空会社は妊娠32週を過ぎた妊婦に医師の証明書を求めているが、女性は搭乗手続き時に「32週未満だ」と説明。ネット上には「女性が客室乗務員に機体が米国領空内に入ったどうかを確認していた」との書き込みがあり、女性が産んだ赤ちゃんは米国籍を取得したものの、女性は国外退去処分となっている。(翻訳・編集/野谷)