日本の文化のうち、中国に源を発するものは少なくない。それほどかつての中国の影響力は強かったわけだが、近年はインターネットが発達したからか、日本から中国に「輸出」され、中国に定着した文化も少なくない。イメージ写真提供:123RF)

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 日本の文化のうち、中国に源を発するものは少なくない。それほどかつての中国の影響力は強かったわけだが、近年はインターネットが発達したからか、日本から中国に「輸出」され、中国に定着した文化も少なくない。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国文化はこれまで日本に大きな影響を与えたのは事実だとしながらも、「日本による中国文化への侵略もある」と伝え、特に言語面での「侵略」について焦点を当てて紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国人が日常的に使用している言葉のなかには「日本製」が数多く存在すると伝え、その一例として、「科学」、「幹部」、「指導」、「市場」、「人権」、「特権」などの単語を紹介。さらに中国にとって重要かつ特別な言葉であるはずの「社会主義」という単語ですら「日本製」であることを指摘した。

 また、「日本製」の言葉は中国語そのものにも影響を及ぼしているとし、例えば「〜化」、「〜力」、「〜法」、「〜観」、「〜性」という言葉の使い方は日本語からの影響によるものだと指摘。例えば、「多元化」、「大衆化」、「生産力」、「想像力」、「分析法」、「主観」、「世界観」、「可能性」、「創造性」といった言葉がそれに該当すると紹介している。

 一方、中国のネットスラングにおいても日本の影響を感じることができる。中国のネット上では「萌」という言葉を見かけることがあるが、これは日本でしばらく前に流行した「萌え」という言葉が中国で定着したもので、中国でも「かわいい」という意味で使用されている。また、「ぶりっこ」、「可愛い子ぶる」という意味で、「売萌」という言葉も派生系として使用されている。かつては中国から文化的に大きな影響を受けた日本だが、近年は中国も日本文化の影響を受けていることが見て取れる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)