湾生の男性が里帰り  名医だった祖父の「思い出の地」訪問/台湾

写真拡大

(花蓮 11日 中央社)日本統治時代の台湾で生まれたいわゆる「湾生」の日本人男性が9日、祖父が営んでいた花蓮市内の病院跡を訪れ、在りし日に思いを馳せた。

男性の祖父、羽鳥重郎さんは群馬県出身。台湾でマラリアやツツガムシ病などの研究に尽力した。定年後には台湾最初とされる小児科専門の羽鳥医院を開設し、引き揚げまで地域医療に貢献したという。

病院だった建物は現在、修復を経て地元の女性が経営する喫茶店として利用されている。生後間もなく日本に渡ったため当時の記憶は残っていないと話す男性。かつての面影を残す建物をしっかりと目に焼き付けた。

(李先鳳/編集:齊藤啓介)