10日、カナダで「越境出産」しようとする中国人が増え続けていることに対し、カナダで国会ウェブサイトを通じた反対署名運動が行われている。写真はバンクーバー。

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2016年7月10日、仏国際ラジオ放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、カナダで「越境出産」しようとする中国人が増え続けていることに対し、カナダで国会ウェブサイトを通じた反対署名運動が行われている。カナダの中国系議員アリス・ウォン氏の支持も取りつけているという。

カナダでは、国内で生まれた外国人の子どもにも自動的にカナダの国籍が与えられるほか、その親や家族もさまざまな社会保障を受けることが可能となっている。署名運動では「納税者の負担が高まっている」とし、これを撤廃する法案を求めている。6月16日から署名が始まり、すでに3842人の署名が集まった。10月14日を期限に国会に提出されることになっている。

カナダを旅行で訪れ、出産する中国人は増加の一途をたどっているとされる。カナダ統計局の調べでは、2012年の報告書で新生児38万2568人のうち、カナダ国籍のない母親は699人で、547人に1人の割合となっている。

しかし、バンクーバーでは状況は特に悪化している。2016年の報告書では3月31日までの年度中に、市内のリッチモンド病院で生まれた新生児1938人中299人が地域住民の子どもではなく、そのうち295人は母親が中国人。この病院だけを例にとっても6人に1人が中国人の越境出産で生まれたという深刻な状況になっている。(翻訳・編集/岡田)