写真提供:マイナビニュース

写真拡大

大日本印刷(以下、DNP)は11日、有機ELディスプレイを活用した業務用デジタルサイネージの販売を本年10月より開始すると発表。発売に先駆け、LGエレクトロニクス・ジャパン(以下、LG)と共同で大型デジタルサイネージ「DNP マルチサイネージ トールビジョン 有機EL曲面タイプ」を、DNP五反田ビル内ショールームに導入した。

「DNP マルチサイネージ トールビジョン 有機EL曲面タイプ」は、曲面の55インチ有機ELディスプレイを24面並べて設置したもので、4面を1セットとして6セットを組み合わせている。有機ELディスプレイ自体を曲げてアーチ形状としており、視聴者が包み込まれるような空間演出を行う。有機ELディスプレイは非常に薄型・軽量のため、今回のように曲げる、あるいは天井からつるすなど、液晶では難しかった利用シーンでの導入が考えられる。

この規模の有機ELデジタルサイネージの導入は、LGエレクトロニクス・ジャパンにとって日本初とのこと。ただし、有機ELデジタルサイネージの国内展開において、LGグループがDNPとの独占契約を結んだということではないと語られた。

大日本印刷 デジタルサイネージ推進本部 本部長 閑郁文氏は、「DNP マルチサイネージ トールビジョン 有機EL曲面タイプ」の導入価格について、10月に販売するめどが立った段階で正式発表するとしながら、パネルのみで液晶を用いた従来品から3〜4倍程度と語った。また、同製品は用途に応じた形状変更も可能なもので、それによっても価格は変動するとのこと。

DNPはこれまでも企業のデジタルサイネージ導入を総合的に支援するサービスを展開しており、この製品により同事業のサービスを拡充する狙いだ。導入から運用、効果測定までを包括的にサービス提供する一方、有機ELディスプレイに適した映像コンテンツの制作・販売も実施。同製品とコンテンツ、関連サービスで2019年度までに20億円の売り上げを目指す。

(杉浦志保)