Doctors Me(ドクターズミー)- 痴漢にあって以来、怖くて怖くて...。悲しき後遺症、「男性恐怖症」の真実。

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みなさんは「男性恐怖症」という言葉にどんなイメージをお持ちでしょうか。

男性が少し苦手という人に対して「あの人は男性恐怖症だ」と決めつけたりしていないでしょうか?

今回は、本来の男性恐怖症を知り、苦しんでいる方への理解を深めるために、その症状と原因について医師に解説していただきました。

男性恐怖症とはそもそもどのような状態でしょうか?

「男性恐怖症」とは、多くの種類がある「恐怖症」の一つで、男性と同じ空間にいることや、体に触れられること、話をしたりすることに異常なまでの不快感や恐怖感、不安感などを持つものをいいます。

男性恐怖症の症状としては、前述の内容とも重なりますが、男性と一緒にいることが我慢できなかったり、男性と話すときに異常に緊張したりする、といったことがあります。
ほかの恐怖症と同様、程度は軽度なものから非常に重いものまで様々です。

男性恐怖症の原因はどのようなことがありますか?

男性恐怖症の原因としては、以下のようなきっかけから男性に対して恐怖感を持つようになる、ということが考えられます。

・過去に男性から暴力を受けた
・レイプの被害にあった
・父親など男性の親族から虐待を受けた
・男性からいじめられた

ただ、はた目には男性を避けているように見えても、本人は単に女性といるほうが楽しい、落ち着くといった好みの問題から女性といることを好んでいる場合もあり、男性といることを好まないイコール男性恐怖症ではありません。

男性恐怖症になりやすい人の特徴はありますか?

男性にまつわる恐怖体験を過去にした人、ということが多いと思います。

子供のころに男の子からいじめを受けた、という場合もありますし、レイプや暴力事件の被害者などはもちろん、暴言を浴びせられるなどの心理的な虐待なども含まれます。

また、暴力やレイプなどは、だれにとっても非常に大きなショックや恐怖を伴うものですが、誰かの言動などは受け取る側によってもショックやトラウマになる度合いが異なるため、同じ出来事を経験した方が必ず同じように男性恐怖症を発症する、といったものでもありません。

他にも、恋愛において、相手から言われた言葉や別れたプロセスなどがトラウマとなってしまう場合もあると考えられます。

男性恐怖症の治療方法はありますか?

専門は精神科になり、治療としては、カウンセリングなどをおこなうことです。

また、ほんの少しずつ、男性がいることに慣れていくことや、場合によっては緊張や不安感を和らげるために軽い薬物を用いて治療を行うこともあります。

男性が男性恐怖症になる場合もありますか?

男性恐怖症は圧倒的に女性に多いのですが、男性は男性恐怖症にかからないかというとそうではありません。

男性であっても過去に男性から暴力や性的虐待など、トラウマになるようなことがあった場合、男性恐怖症にかかることはあります。

医師からのアドバイス

男性恐怖症はつらいものですが、克服できる可能性が十分ある恐怖症の一つです。

男性恐怖症の症状に苦しんでいる方や身近にそういった方がいる場合、思い切って専門医による治療を受けることを考えてもよいのではないでしょうか。

(監修:Doctors Me 医師)