台湾では中国大陸との関係を深めようとしてきた国民党政権から、大陸とは距離を置き、独立の志向さえも持っている民進党の政権へと変化した。その影響があるのかは分からないが、台湾と日本との文化交流が盛り上がっている。その原動力の1つが、「オタク文化」という言葉に代表される、日本のサブカルチャー人気である。(イメージ写真提供:123RF)

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 台湾では中国大陸との関係を深めようとしてきた国民党政権から、大陸とは距離を置き、独立の志向さえも持っている民進党の政権へと変化した。その影響があるのかは分からないが、台湾と日本との文化交流が盛り上がっている。その原動力の1つが、「オタク文化」という言葉に代表される、日本のサブカルチャー人気である。

 日本で生まれたネットスラングもどんどん台湾に輸出されている。その代表の1つが「中二」だ。台湾メディア・東森新聞雲は4日、このほど台湾で「中二」という言葉の意味をまじめに解説する動画が公開され、その「クソまじめ」ぶりにネットユーザーから賞賛の声が寄せられたことを報じた。

 記事は、Facebook上にある台湾のゲーム関連ページがこのほど公開した、文字や熟語の意味を紹介する番組「説文解字」のパロディ動画のなかで「中二」を取り上げて解説したことを紹介。「中」、「二」の成り立ちをそれぞれ真剣に解説したうえで、「日本からやってきた、『青春期特有の価値観であり、自分が他人から認められることを急ぐ心理、自分の幻想の中で陶酔する状態を指す言葉」であると説明したと伝えていることを紹介した。

 また、英語や韓国語における「中二」の表現について言及したほか、さらにまじめに「中二」の分類を4つに分けて解説したと伝えている。4つの分類は「自分は特異な能力を秘めているという幻想を抱いている」、「不良少年を装いたがる」、「自分は大人より賢いと思っている」、「サブカルチャーについて理解が深い」といったものだ。

 記事は、動画を見たネットユーザーから「すごい専門的だ」、「この2文字を見事に説明している」、「ニュースより為になるのでは」といったコメントが寄せられたことを伝えている。

 「萌え」も然り、「中二」も然り、漢字を使ったネットスラングゆえに、同じく漢字を使う台湾でも受け入れられやすいという点からも、日本と台湾の文化的なつながりを実感できる。これからもさらに、日本で生まれた言葉が台湾にも伝わることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)