10日、中国新聞網によると、「重慶大爆撃」の被害者らが賠償を求めている裁判を支援する署名活動が重慶で行われた。署名簿は上訴審で裁判官に手渡すという。写真は重慶と成都での署名活動。

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2016年7月10日、中国新聞網によると、日中戦争において日本軍が重慶市を対象に無差別爆撃を行ったことについて被害者や遺族らが謝罪と損害賠償を求めて起こした裁判を支援する署名活動が行われた。署名簿は上訴審で裁判官に手渡すという。

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日中戦争の間、重慶市は旧日本軍から6年10カ月にわたって爆撃が繰り返され、「重慶大爆撃」と呼ばれている。爆撃の被害者と遺族が2004年に賠償団をつくり、日本政府を相手に賠償を求める訴えを日本の東京地方裁判所に提出。10年余りの間に30回余りも日本を訪れた。15年2月、原告は敗訴したが、即座に上訴した。

署名活動が行われた「重慶大轟炸惨案遺址」前で、山西省から来たという人は「1人の中国人として、歴史を忘却すべきではないと思った。大学の同窓生と重慶を訪れた際、被害者の話を直接聞いて、その悲惨さを初めて知り、署名に協力した」と話した。署名活動はわずか2時間足らず行われただけだったが、署名簿は激励の言葉とともに瞬く間にいっぱいになった。

原告団のメンバーは街中で爆撃の悲惨さを語るとともに、裁判の進展や詳細を伝える活動も行っている。その中心人物は、「東京高等裁判所は上訴審の日程を8月末か9上旬に引き延ばそうとしている」とし、「多くの人々から得た支援の声を携えて裁判に臨みたい」と話している。(翻訳・編集/岡田)