ダラス市警、ロボットで銃撃犯を爆殺・水蒸気の雲を持つ星を発見・猫のフン害対策にディープラーニング(画像ピックアップ40)

写真拡大

1週間のあいだに拾いきれなかったニュースを集めてお伝えします。今週は「ダラス市警、ロボットで銃撃犯を爆殺」、「水蒸気の雲を持つ星を発見」、「猫のフン害対策ににディープラーニング」などをまとめました。

ダラス市警、爆弾処理ロボットで銃撃犯を『爆殺』

米ダラスで、白人警官が取り押さえた黒人男性を射殺した事件は黒人コミュニティによるデモは、複数の都市での抗議デモに発展しました。また発端となったダラスでは黒人グループと警官の間で銃撃戦が勃発。警官人が死傷し、一般市民2人も流れ弾で負傷する事態となりました。

ダラス市警は銃撃戦の犯人グループ3人を拘束したものの、近くの大学の立体駐車場に立てこもった最後の1人とは数時間に渡るにらみ合いになりました。市警は容疑者と交渉を試みたものの進展もなく、事態を打開するためになんと爆弾を搭載したロボットを犯人の至近距離へ送り込み爆発させるという奇策を持ち出しました。そして、この"殺人ロボット"は与えられた役目を遂げています。

なお、この世界初かもしれない"殺人ロボット"は、もともとは爆発物処理のために使われるものでした。よって爆弾の扱いは手慣れたものだったかもしれません。とはいえ爆発物から人を守るために開発されたロボットを使って人を爆殺するというのはなんとも皮肉な話です。
[Source : Polurar Science]

Autopilotは自動運転に非ず

  
テスラModel SのAuropilotモードでの死亡事故は、前方カメラが空の明るさのためにトラックの白い車体を見失ったのが原因と伝えられました。またテスラは前方確認用のレーダーも道路標識を検知してブレーキングしないよう、やや高い位置にある物体を無視するようになっていたと説明しています。

Model Sは他社が開発する自動運転車と比較すると、前方監視カメラがステレオではないうえ、周囲を360度認識するLIDARシステムを備えません。この点において、テスラはLIDARの役割と前方監視の精度が足りない部分をドライバーに任せていたとも考えられます。

上のような仕様であるため、テスラのAutopilotモードは、自動運転の区分で言えば"レベル2"に分類されます。レベル2の自動運転車では、ドライバーは常に周囲を監視し、いつでも運転を引き取れるようにしなければなりません。しかし、テスラはオーナーがAutopilotを使って手放し運転や居眠り運転をしている動画がYouTubeなどにアップロードされても具体的な対策や注意喚起をしていたとはいえない状況です。

イーロン・マスクは、死亡事故発生のとき「2億km走って初めての例だ」とツイートし、むしろ手動運転よりも安全だと強調しています。ただ、2億kmはAutopilotを使った車全体の合算の話です。さらにテスラ以外のメーカーは、公道テストにおいても必ず社内技術者が搭乗して開発をしており、顧客を未完成なシステムのテストドライバーに利用したりはしていません。

なお、上の図を見るかぎりでは、事故の過失そのものはトラック側にありそうです。ただ、Model Sのドライバーが、「自分の車は"レベル2"の運転アシスト車」と正しく知っていれば、避けられた事故だったようにも思えます。

[Source : IEEE Spectrum]

地球以外で水蒸気の雲を持つ惑星を初めて発見

2014年に発見され、地球から7.2光年のところに存在する褐色矮星WISE 0855に水蒸気の雲が存在することがわかりました。地球以外で水蒸気の雲が発見されたのは初めてのことです。

ハワイのGemini North telescopeを使って観測を実施したカリフォルニア大学サンタクルーズ校のAndrew Skemerは、WISE 0855の木星そっくりの外観を形成する大気を分析したところ、その大半が水蒸気とその雲だということが判明したとのこと。研究者はこの発見がWISE 0855をさらに深く知るための、大きなはずみになるとしています。
[Source : UC Santa Cruz]


アストンマーチン&レッドブル、究極のスポーツカーAM-RB 001を発表

アストンマーチンとレッドブルが"ハイパーカー"と称する公道走行可能なスポーツカー、AM-RC 001を発表しました。「ビジョングランツーリスモ」に登場するCGマシンでもなければ、すぐにスタミナ切れを起こす軟弱なEVでもありません。搭載するのは荒々しい咆哮を上げる自然吸気V12エンジンで、カーボン製ボディストラクチャーとの組み合わせによってパワーウェイトレシオは1:1を達成する見込みとされます。

注目点はズバッと切り抜かれたサイドのデザイン。AM-RB 001の外観は極端に前後オーバーハングの短いプロトタイプカーのようですが、サイドからのぞく実際の車体は、デザインしたエイドリアン・ニューウェイが作り続けてきたフォーミュラカー由来のデザインであることを主張しているように見えます。

ニューウェイは「AM-RB 001の開発において現実のロードカーでありながら、サーキットでも最高のパフォーマンスを叩き出すことを目標とした」としています。なお、AM-RB 001の設計はボディ構造をニューうウェイが、外観的なデザインはアストンのマレク・ライヒマンが担当している模様です。

【ギャラリー】Astom Martin & RedBull 「AM-RB 001」 (10枚)


[Source : Aston Martin]

Nvidia技術者、猫のフン害に憤慨しディープラーニングで猫だけを追っ払うシステムを開発

 
Nvidiaの技術者ロバート・ボンド氏が、自宅の敷地内に糞をしていく猫が後を絶たないことに頭を悩ませ、解決策として猫のみを追い払う自動システム「キャットチェイサー」を開発しました。

このシステムはIPカメラで自宅の庭を7秒間隔で監視します。撮影した画像の処理にはNvidia の組込みモジュールJetson TX1を採用しており、ディープラーニング技術を使って大量の「猫画像」を読み込ませておき、庭に侵入してきた猫を確実に検出するとのこと。もし、猫をみつけた場合は、WiFiで庭へと信号を飛ばし、自動化したスプリンクラーを開栓します。ボンド氏は「Jason TX1はニューラルネットワークを走らせるのに向いているので、システムの開発は10〜15時間ぐらいで完了したよ」と語り、現在はGitHubにソースコードなどを公開しています。

なお、お気に入りの"トイレ"を失った猫たちは、ほんの数日で新たな場所を見つけそちらへ移動したとのこと。ボンド氏は「今度は猫が来たら自動操縦のラジコンカーを出動させるシステムを作りたい」とのこと。ディープラーニングの使いみちはさまざまです。

【ギャラリー】The Cat Chaser (7枚