パッサパサの「隠れ乾燥肌」に…!夏のやりがちNGスキンケア

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どんどん暑さが増してきて、スキンケアすら面倒くさい時期。冬と違って乾燥しないはず……と思っていたら、「じわじわと夏の乾燥悩みが増えてきた」なんてことはありませんか?

今回はやりがちな夏の間違ったケアと、今日から取り入れたい正しいケア方法についてご紹介します。

■毛穴が気になって洗顔をしすぎる

毛穴の黒ずみがいつも以上に気になる時期ですが、過度なケアは厳禁。洗顔をしすぎることで、必要な皮脂まで取り除いてしまう人が多いのが現状です。逆に肌の油分が足りなくなってしまい、皮脂分泌が増加する、という負の連鎖を招くことも。

洗顔後、キュッとする質感が好きな人もいるかと思いますが、すぐにスキンケアをしないとつっぱるのであれば、洗い過ぎだといえます。

どうしても毛穴が気になるのであれば、きちんと毛穴が開いてから洗顔や酵素パウダー、クレイマスクなどを週1回程度、取り入れるようにして。

■疲れ目ケアのための蒸しタオルが、目元乾燥を引き起こす

紫外線が強いからこそ瞳への刺激も一段と増え、疲れ目の症状が多発する時期です。疲れ目ケアのため、蒸しタオルで血行をよくしようとする人も多いと思いますが、そのときにNGなのが熱過ぎる蒸しタオル。熱さを気持ちよく感じる人もいますが、熱過ぎると肌表面の油分を蒸しタオルが吸収してしまい、肌がパサパサに……。

ちょっとぬるいと感じるくらいの温度(35〜40度)が適温です。目の上に乗せているうちに、じんわり温まってくればOK。

同様に、熱過ぎるシャワーや湯船も、身体や髪の毛の乾燥を招くということも忘れないでくださいね。

■面倒だからとオールインワンや化粧水だけで済ませる

この時期に欠かせないオールインワンやしゃばしゃば系化粧水。でも、ちょっと待って!

最近のオールインワンは油分がしっかり配合されているものも増えてきていますが、30代以上の女性であればプラスで軽めのクリームを。化粧水だけで済ませてしまう人は、必ずこっくり乳液もあわせて使いましょう。

繰り返しになりますが、油分が足りないと肌は砂漠状態になります。水分を与えるのはもちろんですが、その水分を保持するためには油分がマスト。水分と油分のバランスを保つことが大切になります。どうしてもベタつきが気になるのであれば、夏の肌に心地よいジェルタイプを選ぶのもひとつの方法です。

■乾燥が気になるからと日中用ミスト化粧水を多用する

仕事中、エアコンで乾燥するからといって、ミスト化粧水を何度も使うのはNG!

ミスト化粧水は、保湿成分が配合されているものの、ほとんど水なのが実態です。使用直後は潤ったと思っていても、肌に浸透しているわけではありません。さらに、化粧水が肌表面から蒸発するときに、大事な肌の保湿成分も奪っていってしまいます。

日中の乾燥が気になるのであれば、朝のスキンケアを見直し、メーク直しの際には乳液を使うべき。また、夏場は体内の水分量も減りがちで乾燥肌を招くこともあります。身体が脱水症状になるときは、肌の脱水症状もありえますので、こまめに水分を摂るようにしてください。

いかがでしたか? 今行っているケアがNGリストの中にあったら、今すぐ正しいケアにシフトして、夏でも潤い透明美肌をキープしてくださいね。

【筆者略歴】

矢粼 彩 ・・・ 女性誌を中心に各メディアにて美容ライターとして17年活躍中。「最新の正しい知識や情報と共にトータルビューティを叶える」理念の元、日本ダイエット健康協会公認ダイエットインストラクターとしてパーソナルケアやメディアでも発信中。

【画像】

※ Voyagerix / Shutterstock