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You Tubeに公開(2016年6月23日)されてからわずか2週間強で300万以上の再生回数となっている話題の動画が『ミル・ブラックバード』のプロモーションムービー。

世界三大広告賞に数えられるカンヌ・ライオンズフェスティバルにてイノベーション賞を獲得したこのテクノロジーは、自動車の広告における動画に革新をもたらすこと間違いなしといえる技術なのです。

その姿は、見ての通り実車サイズのラジコンカー(シャシーのみ)のよう。その動きにCGのボディを載せることで、リアルな動きや背景の流れ、舞い散る落ち葉などを撮影することができるというもの。

『ブラックバード』という名前は、それを愛称としていた超音速偵察機SR-71と同じ場所で作られたことに由来するといいますが、まさに自分自身を隠してしまうという点でもSR-71との関連性を思わせる革新的なツールといえそうです。

様々な動きを再現できるよう、前後ダブルウィッシュボーン(リアはダンパーなどインボード配置)のポテンシャルの高いシャシーとしているのは動画でも確認できますが、さらにホイールベースを変更することで、実車のディメンションを再現することも可能といいます。

また、動画で確認できる範囲ではリア駆動(電気モーター式)に見えますが、サスペンションの減衰力を調整することで、駆動方式ごとの挙動を再現することもできるといいます。さらにモーターの駆動力をコントロールすることにより、シフトチェンジなどによる動きも再現するといいますから侮れません。

動画では、内外の様々な自動車メーカーのボディを載せた状態でのプロモーションをしていますが、この技術により自動車広告の自由度は上がることでしょう。

ただし、実車ではできないような動きも可能なわけですから、プロモーション映像が実際のパフォーマンスを示していると鵜呑みにできない時代になったというわけです。

(山本晋也)

クルマの動きを再現する秘密兵器は、伝説の超音速機に由来【動画】(http://clicccar.com/2016/07/10/384976/)