初優勝を果たし笑顔を見せる葭葉(撮影:ALBA)

写真拡大

<ニッポンハムレディスクラシック 最終日◇10日◇アンビックス函館倶楽部 上磯ゴルフコース (6,362ヤード ・パー72)>
 国内女子ツアー『ニッポンハムレディス』最終日。最終組の1つ前でのプレーとなった葭葉ルミがトータル8アンダーまでスコアを伸ばし逆転勝利。「今日は朝から狙ってはいましたが、まさか優勝できると思わなかった」と嬉しい初優勝を今季唯一の新規大会が挙げることができた。
【関連写真】ウェアに賛否も…葭葉ルミフォトギャラリー
 優勝争いは“7アンダーの攻防戦”となったが、葭葉は終盤の17番で頭ひとつ抜け出す会心のバーディ。リーダーボードを引っ張っていた多くの選手が終盤に落として6アンダーでホールアウトしていたため最終18番のグリーン上にあがるころは2位と2打差。しっかりとパーで切り抜けて結果を待った。「一緒にプレーした選手に“優勝だよ”と言われましたが“まだ安心しちゃいけない”と思っていました」とホールアウト後も初優勝への確信を持てずにいたが、最終組のプレーが終わると最高の瞬間が訪れた。
 強い気持ちを持って挑んだ優勝争いの18ホールは「ティショットからパッティングにいたるまでつねに“優勝する”気持ちで気持ちを切らさずに18番までこれた」とこれまでにない集中力で走りきることができ、「自分が大人になったなと思える場面があった」。
 ちょうど1年前、2015年『サマンサタバサガールズコレクション・レディース』で最終日最終組を経験するも「バーディをとらなきゃと必死すぎて…。自分の思うようなプレーができなかった。あのときは普通にプレーしていればチャンスがくると思えなかったんです」と悔しい思いをした。だが同大会で2日目に“66”を出して優勝争いに加わることができた自信を胸にずっとやってきた。その努力が結実する形で、今大会は3日間安定したゴルフを展開。「今日は朝起きてからが違いました」と優勝への強い決意を持ちつつも、平静を保っていられる“初めての感覚”で挑むことができた。
 「周りの人は私がプロになれるとは思っていなかったと思うんです。アマチュア時代に目立った活躍がないことも気になっていた。でも“プロになってからが勝負だよ”といわれて…」とプロの世界で早く結果を出したいという思いはつねにあった。刺激をくれたのは同い年でともに趣味のバスフィッシングを楽しむ成田美寿々。「彼女はジュニアの時代から努力家。その努力が実ったんだなと思っていました。毎年、美寿々が結果を出すことで“私でもできる!”と思える原動力になりました」。
 昨年初参戦した『全米女子オープン』で14位タイフィニッシュしたことにより、米ツアーへの思いも…。「全米女子オープンに出場してから“(向こうに)いきたいな”と考えるようになりました。近い将来QTにチャレンジしたい。でも、まずは日本で優勝してからと…」。結実の勝利は、新たな目標に思いを向ける舵となる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

【キム・ハヌルコラム第19回】
葭葉ルミ 賛否あるウエアも「良い意味で見て欲しい」
「1ホールずつ集中してできた」渡邉彩香、リオをぐっと引き寄せる20位浮上!
ボミ、ハヌルがいっぱい!女子プロフォトギャラリー