4日、韓国紙・朝鮮日報によると、中国の「網紅」が宣伝したことによって、韓国化粧品の中国市場での売り上げが激増しているという。資料写真。

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2016年7月4日、韓国紙・朝鮮日報によると、中国の「網紅」の宣伝によって、韓国化粧品の中国市場での売り上げが激増しているという。

「網紅」とは、「ネットの人気者」という意味。自分の特技や特徴、行動によってネットユーザーから支持を集める人を指す。「網紅」の8割は容姿が美しい女性だと言われており、ネットのライブ配信を通じて有名になることが多い。一般的にSNSで50万人以上のファンがいる人をこう呼ぶようだ。

「網紅」の1人で、昨年10月から「Papiちゃん」の名前で活動している女性は、中国版ツイッターのフォロワー数がすでに1600万人に達している。彼女が配信する「女性の化粧」「恋人との別れ方」といった日常生活をテーマとした動画は、毎回の視聴回数が1000万回以上に達し、少なくとも50万以上の“いいね”を集める。彼女は今年3月、中国企業と1200万元(約1億9000万円)のスポンサー契約を結び、その広告収入は4月の時点ですでに2200万元(約3億5000万円)に上っているという。

今年4月には中国で「網紅経済研究院」なる機関が誕生した。同研究院によると、中国の「網紅」はすでに100万人を超えており、市場規模は1000億元(約1兆6000億円)に達するとみられている。また、中国の市場調査会社によると、「網紅」の24%が企業と契約を結んで経済活動を行っているという。北京や上海などには、「網紅学院」や「網紅MBA」まで登場しているそうだ。

こうした存在に目を付けたのが韓国企業だ。アモーレパシフィックのヘアケアブランド「呂」は、中国の10人の「網紅」に同社のサービスを提供。「網紅」がイベントに出席したり、SNSで宣伝したりすることによって、2カ月後には中国での月間売上高を更新する1300万元(約2億1000万円)を売り上げた。「呂」の関係者は、「売り上げの激増を目にして、うわさに聞いていたその効果を実感した。今後さらに“スター級”の網紅を起用することを考えている」と明かした。

現代百貨店や新世界百貨店も「網紅」を招いたイベントを行うなどして、売り上げを伸ばしているという。韓国崇実大学のアン教授は、「現時点で、中国の消費者は『網紅』の評価に信頼を寄せている。韓国企業は彼らを利用する方法を積極的に模索すべきだ」としている。(翻訳・編集/北田)