カブス・川崎宗則【写真:Getty Images】

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8年ぶりに見る川崎の姿に元SB助っ人が大興奮「自分のことのようにうれしい」

 日本、カナダ、アメリカ、メジャー、マイナー、どこへ行っても愛されるカブスの川崎宗則内野手。今季2度目となるメジャー昇格を果たした9日(日本時間10日)、敵地で行われたパイレーツ戦に6回守備から途中出場し、敵地ながら歓声を浴びた。

 間違えて打撃練習用のキャップをかぶりながら二塁の守備に就く川崎の姿に、誰よりも興奮を隠せなかったのは、この日の試合を中継した米FOXスポーツの実況解説を務めた元ソフトバンク、CJ・二コースキーだった。

 2007年、2008年とソフトバンクでプレーした助っ人投手は、元チームメイト川崎がメジャーでプレーする姿に感激。「この目で実際にプレーする姿を見るのは8年ぶり。ムネがアメリカでもファンから愛され、成功する姿を見ると、自分のことのようにうれしく思う」と話した。

ソフトバンク交流戦優勝の写真も披露、「ファンは心底、愛している」

 中継では2008年にソフトバンクが交流戦で優勝した試合の写真を披露。二コースキー自身と川崎がハイタッチする姿を紹介しながら「ムネは日本ではひとかどの人間だ。ファンは心底彼のことを愛している」と、川崎が日本ではスーパースターだと証言した。

 渡米後も元気いっぱいで懸命に野球をプレーする姿がファンの共感を呼び、我が道を行く底抜けに明るいキャラクターがファンの心を虜にしているが、「35歳だっていうのも信じられないが、あのエネルギーはまるで10歳児の元気さ。そして、絶対に諦めない姿が素晴らしい」と、既存の枠にはまらない川崎の魅力を語った。

 前回のメジャー滞在はわずか1週間だったが、今度は少しでも長くとどまり、チームの勝利に貢献しながら、プレーでもキャラクターでも、新天地シカゴのファンを魅了したい。