ニッチな副業最前線――会議室シェアビジネスって何だ?
賃貸スペースや自宅のデッドスペースを他人に貸すことで、元手をかけずに、より気軽に始められるのが「シェアリング・ビジネス」。その成功者に直撃!

◆元手&手間いらずが魅力の会議室シェアビジネス

 賃貸で借りたマンションの1室を、会議室として貸し出す「会議室シェアビジネス」をご存じか。会社員の一方、副業として新宿と渋谷に5軒の会議室を運営している栖田幾人さん(仮名・35歳)にその実態を聞いた。

「『スペイシー』という会議室シェアサービスを知って、昨年夏ぐらいから会議室シェアを始めました。会議室シェアビジネスを始めようと思ったポイントは、初期費用があまりかからない点。具体的には会議室として利用する部屋の敷金・礼金と賃料、あとは備品代程度なので、だいたい1部屋40万円ぐらいで十分です。だから、割と気軽に始めることができましたね」

 また、会議室ビジネスのもうひとつのメリットは「利益の割には運営の手間がさほどかからない」ことだという。

「実務として必要なのは、1週間に1回の部屋の掃除と、1室予約が入るごとに1〜3件ほどのメール&電話対応。ときには急な対応で現場に向かうこともありますが、基本的には予約や入金は全部パソコンでチェックできますし、部屋のカギの受け渡しに関してもメールなどで事前に置き場を指示します。集客については、立地と価格設定さえ間違えなければお客さんは来ると思います。僕はいまどの物件も主要駅から徒歩10分以内、そして1室1時間500〜1500円で貸出をしてますが、回転率は高いですよ」

 また、最近は会議室としての需要だけでなく、地方企業の採用試験の面接会場やゲーム会場など、いろんな用途で利用されることが増えているという。

「一度部屋を気に入ってもらえるとリピートしてもらえるので、空室を気にすることはほぼないですね」

 いまのところ「売り上げは順調」とのことだが、気になるその収支は?

「月の売上は100万円ほど。家賃や光熱費、『スペイシー』の手数料を含め、経費は1軒13万円前後なので、手残りは毎月35万〜40万円あります」

 元手はないが、ガッツリ稼ぎたい。そんな人には、まさにおすすめなシェアビジネスだと言えそうだ。

― [民泊vsシェアハウス]今から開業したらどっちが儲かる? ―