「ロイヤルホスト」の唐揚げに感動!料理長が教える、おいしさの秘密3
 最上級の唐揚げ、大発見。

 家庭料理の王様であり、定食界のスーパースターと言えば、「唐揚げ」。私はこれまで、アツアツを食べれば、どこで食べても基本は同じようにおいしいと思っていました。今回は、その概念が大きく覆ったお話です。

◆ロイヤルホストの唐揚げが別世界級のウマさ!

 ある日、ランチを食べにロイヤルホストに行った時のことです。ハンバーグが食べたくて、ランチ限定のお得メニュー「ハンバーグコンボランチ」を注文。ぷるっぷるの目玉焼きの隣には、お皿のボリューム感を盛り上げるべく、「唐揚げ」が2つ添えられていました。

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 この唐揚げ、甘辛のタレに七味唐辛子。なんだか珍しいなあと思いつつ、一口食べて衝撃が走ったのでした。「ウマい……」。

 でももしかしたら、おなかがすいていただけかもしれない。あの感動の真偽を確かめたくて、後日再訪することに。今度はしっかり堪能すべく、頼んだのは、「鶏のからあげ丼 きのこ添えランチ」。あの唐揚げがたっぷりのったどんぶりものでした。

 やっぱりウマすぎるっ。とにかくズドーンと印象に残るお味。定食屋や他ファミレスで食べるものとは別モノです。あまりに感動が大きかったため、ロイヤルホストに「ランチ唐揚げ」の魅力を聞いてみることにしました。

◆おいしさの秘訣は、「味付け・衣・鶏選び」にあり!

 お話を聞いたのは、ロイヤルホストの西田統括料理長。おいしい唐揚げを作るためのこだわりは、以下3つの絶妙なバランスなんだとか。

1.「ごはんに合う」を徹底追求

 馴染みのある王道感を出すために、「お醤油ベース」の特製ダレでマリネして揚げている。仕上げは、照り焼きソースと七味唐辛子。これぞ、ごはんをおいしく食べられる味付けなんだそう。

2.衣の「サクッと感」にこだわる

 衣には、小麦粉ではなく「片栗粉」を使用。マリネした鶏肉に片栗粉を加えて混ぜ合わせることで、衣にもしっかりと味がつく。(※マリネ液:片栗粉は1:1)

3.鶏の「優しい旨みと食感」を生かす

 ロイヤルホストは妥協のない食材選びをしているが、しっかり味の唐揚げには、優しい旨みと食感が特徴の「ブロイラー」を使用している。

 うーん、勉強になります! しかし、話はこれだけで終わらず、ありがたいことに、「家庭で作る場合の調理ポイント」についても教えていただきました。

◆お家でつくる「絶品から揚げ」のポイントとは?

1.手頃な「ブロイラー」を使え!

 素揚げには、肉自体の味・旨みの強い「地鶏」が向いているが、唐揚げ調理には、柔らかで優しい味わいの「ブロイラー」の方が好都合。高級ブランド鶏を買う必要はありません。

2.マリネ液はこう作れ!

 鶏肉はあらかじめ下味をつけて30分以上置きましょう。下味用に使うマリネ液は、鶏肉300〜500g分で、醤油50g、砂糖5g、みりん10g、酒20g、ショウガすりおろし10g、水40gを調合して。
※あくまでも家庭用にアレンジしたもので、ロイヤルホストの配合とは異なります。

3.揚げ油をケチるな!

 少しの油で揚げればヘルシーになるのでは? という発想は大間違い。そんなことはありませんし、少量だと肉を入れた時に油の温度が急激に下がって仕上がりが悪くなったり、火が通りすぎて硬くなってしまいます。

4.低温でじっくり揚げて、余熱を生かせ!

 通常の揚げもの温度より少し低い165〜170度でゆっくり揚げましょう。ただし、油を切ってバットに乗せてからの余熱でも加熱が進むため、揚げ過ぎには要注意。

 さあ、唐揚げ好きの方はどうぞお試しください。

<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
【スギ アカツキ】
東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。