<日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 3日目◇9日◇北海道クラシックゴルフクラブ(7,094ヤード ・パー72)>
 さすがメジャー大会の最終組、見ごたえのある戦いを披露した。首位から出た武藤俊憲は序盤で3つのボギーが先行する苦しい立ち上がり。その間に7打差の3位タイから出た谷原秀人らの猛追を受けるが、上がりで3連続バーディを奪いトータル16アンダーでフィニッシュ。谷原とソン・ヨンハン(韓国)に3打差をつけ、首位の座を堅守した。
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 メジャータイトルがかかった決勝ラウンド。出だしは思うようにプレーができなかった。「スコアを崩したくない」と弱気になってしまったことが、ボギーを先行させる原因だと自己分析。「もう少し自信をもってやればよかった」と反省した。
 5番のバーディで一息つくと、そこからは我慢のプレーに。11番でバーディパットをショートすると、「12番ではしっかり打とう」と決意。そして4メートルのバーディパットを見事に決めて息を吹き返す。そこからは4つのバーディを量産、18番ではカラーから7メートルをねじ込み大きくガッツポーズ。「リードはいくつあってもいい。思わずでましたね」会心のプレーで、この日のラウンドを締めくくった。
 この日は倉本昌弘PGA会長によれば「ピン位置をゆるめました」ということで、ビックスコアを出す選手が多くでた。これにより武藤の独走状態ではなくなり、優勝の行方は混沌としてきた。武藤もこのコースでの3打差は「あってないようなもの」と油断は一切ない。
 「相手ではなく、コースそして自分との戦い」。難コースと自分のゴルフに最後まで向き合い、初の日本タイトルへ。2012年の「関西オープン」以来となる2度目の完全優勝を目指す。

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