6日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレは記事「中国企業によるフランクフルト・ハーン空港買収はお流れに」を掲載した。世界を騒がせた空港買収だが、意外な結果に終わった。写真はフランクフルト・ハーン空港。

写真拡大

2016年7月6日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレは記事「中国企業によるフランクフルト・ハーン空港買収はお流れに」を掲載した。

独南西部ラインラント・プファルツ州政府は6月6日、同州が保有するフランクフルト・ハーン空港の株式の82.5%を中国企業・上海益謙貿易公司(SYT)に1000万ユーロ(約11億円)で売却すると発表した。「中国は空港まで爆買いするのか!」と世界を驚かせたニュースは意外な展開を見せている。

SYT社は複数回に分けて支払いをすると発表していたが、第1回目の支払いから届かなかったのだ。そもそも中国では誰もSYT社について知らない。独メディアがSYT社の本社を訪ねると、雑居ビルの一角に小さな部屋があるだけ。ペーパーカンパニーだったという。この異常事態にラインラント・プファルツ州政府も取引に問題があると声明を発表、SYT社に対する空港売却はお流れになることが決まった。(翻訳・編集/増田聡太郎)