セレブであることの「不都合な点」とは

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セレブリティ―でいることには、相当の利点がある。お金、ファンだという人たちからの大げさな称賛、名声が開いてくれるいくつものドア──。

著名人たちの大半が、自分たちが情熱を持てることをしているというのは事実だ。だが同時に、彼らには大きな「不都合な点」もある。それは、彼らが抜きん出ているほどに大きくなる不都合だ。

以下に示すのは、熟達したエンターテイナーであることの悪影響を挙げたリストだ。かっこ内に示したのは、大成功を収めた有名人のエージェントやマネージャー165人のうち、この項目が大きな懸念事項だと答えた人の割合を表す。

・ プライバシーの欠如(77.6%)
・ 過度の批判にさらされること(70.3%)
・ 成功はいつでも消えてなくなるという恐怖と不安(66.7%)
・ メディアが報じるうそに対応すること(57.0%)
・ 家族や友人に利用されること(41.8%)
・ 何らかの業務のために採用した人たちに利用されること(37.0%)
・ 犯罪被害(27.9%)
・ ”普通の”日常生活との決別(24.8%)
・ ストーカー被害(13.9%)
・ 何かになりすましている人のような感覚に伴う不安(12.7%)

これらの結果や割合は、タレントとエージェントに関する一般的な話としてみておくべきものだ。もちろん、熟達したエンターテイナーたちが抱える懸念は、その人たちの置かれた状況によって異なる。

だが、いずれにしても、これらの問題に建設的に対応できるかどうかはセレブ自身の、そしてその人を支援するネットワークを作る人たちの心のあり方の問題だ。

不安は避けられない──

調査対象のうち10人中9人以上は、クライアント(成功したエンターテイナーたち)が上記のような不安の多くに対応するのを日常的に助けていると答えた。特に、プライバシーがないことや全てが一瞬のうちに消えるかもしれないとの不安と向き合うなど、精神的な問題に対応することが多いという。より戦術的な解決策については、それに対応する別の専門家たちがいる。

顧客である富裕層の個人または家族の資産を管理し、さまざまな要望に応えるFFOビジネスマネジメント&ファミリーオフィスの役員、リック・フリンによると同社には、税金など金銭的な問題への対応とは別に、その他の問題に関する支援を行うという重要な役割があるという。

例えば、ワールドツアーを予定しているミュージシャンに同行する健康管理の専門家を探すこと。そして、個人情報の盗難に遭った場合の対応を監督する個人のセキュリティー保護の専門家と契約し、被害に遭った場合に対応してもらうことなどだ。

裕福で、そして有名になることにはマイナスの側面もある。だが、一方でそうなることの利点は、不都合な点を相殺して余りあるといえるだろう。専門知識を持つ他者の力を得てマイナス面を管理することができているエンターテイナーは大抵、個人的なコストについても適切な管理ができているものだ。