全車両がレストラン!西武鉄道の「52席の至福」は“リアル銀河鉄道”
 銀河鉄道999に乗ってビフテキを食べるのは、松本零士世代の夢ですね。“999でビフテキ”じゃなくても、食堂車ってなんか憧れませんか。アガサ・クリスティっていうか。

 2016年春、「全車両食堂車」というたいへん贅沢な列車が誕生しました。西武鉄道が運営する旅するレストラン「52席の至福」です。

 西武新宿または池袋と西武秩父を3時間ほどかけてのんびりつなぐ特別列車。テレビでバンバン宣伝してたみたいなので、ご存じの方も多いでしょう。ブランチで1万円、ディナーで1万5000円もするのですが、チケットは販売するなり完売という、超人気ぶりなのです(ディナーのほうは余裕があるみたいですが)。

 この話題の食堂列車ブランチコースに自腹切って行ってみました。予約申し込みのあと、乗車日2週間前まではキャンセルがきくので、空きが出るのを狙っていたのです。空きが出たところをすかさずポチッとしました。

 行ってみた感想をひと言で言うと、「めちゃくちゃよかった!!」です。どんなふうによかったのかは、これからたんまりお伝えします。

◆王女様気分が味わえる

 出発駅の西武新宿。週末のみの運行なので、車両の撮影をしている人がたくさんいました。10時47分、発車の時刻です。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=546584

 クルーの女の子たちはとってもかわいくて親切。アルコールは有料ですが、ソフトドリンクは無料です。

 発車時刻になると、なんの予告もなく列車がいきなり走り出しました。レッドカーペットから乗車したりと終始VIP扱いなのに、正直これには「ふぁっ!?」ってなります。

 レッドアロー号に乗れば1時間半ほどで到着する場所へ、3時間ほどかけてトロトロと進むので、ダイヤの隙間を縫っていろんな駅に停車します(乗降はできません)。

 最初は都会の町並みだった風景が、だんだんと住宅街になり、そして緑豊かな森林へ。私は西武の街・所沢出身なので西武線はおなじみなのですが、至福の列車から眺める風景は、いつもとまったく違います。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=546590

 飯能駅では、あちこちで1列に並んだ駅員さんたちが私たちの列車に向かって敬礼しています。すごく歓迎されている感じがして、めちゃくちゃ嬉しいです(テンション上がりすぎて写真撮れませんでした)。

 その他の駅でも、駅員さんたちは仕事の手を止めて列車に敬礼していました。撮り鉄の方々はカメラを向けているし、なんだかもう王女様にでもなった気分です……! レッドアロー号に乗ってもこんな待遇はしてくれませんよ。

◆食事は“けっこう美味しい”

 肝心のお食事ですが、“ものすごーく美味しい”までは行かないけど“けっこう美味しい”です。決してまずくはありません。おなかもいっぱいになりました。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=546593

 スイーツはビュッフェスタイルなので、ここで満腹加減を調整できます。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=546598

 乗車している人たちもみんな楽しそうだし、なんだかとっても嬉しくなっちゃって、気分はもう“銀河鉄道999の乗客”です。999もチケット高いみたいだし。

◆“リアル銀河鉄道”を堪能

 発車時にはお約束の「とうとう、俺は行くんだ。とうとう……俺は……俺は!!」を連呼し、メインのお食事が来ればメーテルの声真似で「鉄郎、私はビフテキ……!」。西武秩父駅に着いたときには、「次は〜終着駅、メーテル……機械化母星、メーテル……」。一緒に行った女子たちは『銀河鉄道999』をよく知らないようで、ポカーンでしたが、お構いなしです。