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 SMAPの独立・解散騒動で、木村拓哉(43)のジャニーズ残留をいち早く説得させたという妻・工藤静香(46)の暗躍ぶりがしばしば噂になっている。騒動以降、ファンやマスコミがざわつきを見せる中、3月には14年ぶりに『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演するなど、一部では「ワケあり出演なのでは」と囁かれていたが、同時にその徹底した根回しぶりが話題になった。

 ジャニーズファンの間では、静香はジャニーズ事務所の副社長でもあるメリー喜多川氏(89)に気にかけられていることで有名。それにより、木村も事務所内で安泰の地位をキープしつつあるのだとか。

「結婚前まで木村は、退社した元マネージャーに絶大なる信頼を寄せていました。しかし静香が元マネージャーを極度に敵視していたところから、木村との間にも徐々に溝が生まれました。木村がジャニーズという看板の下にいる以上、事務所の核となるのはメリー氏であると見越し、静香はメリー氏との付き合いを意識的に選択したのかもしれません」(芸能関係者)

 今後のSMAPやジャニーズを牽引していく存在とも言われる木村だが、妻の静香という大きな後ろ盾があってこそなのかもしれない。

■キムタクvs反木村夫婦勢力の対立

 しかし、そんな木村や静香の動き面白くないと感じているのが、これまで“木村との不仲”も一部で囁かれていた他のメンバーだという。特に中居正広(43)は、この状況に釈然としないものを抱いているようだ。

 一部週刊誌によると、中居がジャニーズ事務所内に個人事務所を立ち上げ、取締役に自身が就任するというプランが浮上しているともいわれている。こうした中居の動きが囁かれるのも、前述の木村夫妻のたち振る舞いを考えれば頷ける話だ。

「中居の個人事務所の話は、SMAPの活動はジャニーズ事務所で取り扱い、中居個人の仕事をこの個人事務所で受け持つというプランです」(前出・関係者)

 また、木村に対して反感を持っていると噂されている稲垣吾郎(42)や香取慎吾(39)も誘い込み、“反木村夫婦勢力”を作る動きもあるという。

 個人事務所の設立が実現するかは定かではないが、仮に中居の事務所が立ちあがったとすると、木村夫妻と中居を中心としたSMAPメンバーの敵対構図が明確になりかねない。SMAP解散騒動はどう決着がつくのだろうか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。