経験という「宝物」を生かして前を向くために

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「歴史は繰り返す」と言われますが、人生も同じだと思いませんか? 失敗したかと思えば、案外うまくいったり、大なり小なり失敗や成功が待ち受けていたり......。そうしてさまざまな経験を積み重ねることで人は成長し、多少のことではへこたれない強さを身につけるのです。
恋や夢。真っ直ぐさがまぶしい
© 2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved
80年代のダブリンを舞台にした映画『シング・ストリート 未来のうた』は、家族は崩壊寸前、学校ではいじめに遭い、音楽だけが心の支えの少年・コナーと、家庭に問題を抱えつつも、夢の実現を目指す年上の女性・ラフィナとの恋を中心に描いた青春音楽映画。作品の中では、80年代の洋楽と共に青春を過ごした人には懐かしい、デュラン・デュランやa-haなどの曲も登場します。
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劇中では、コナーもラフィナもいじめや裏切り、大人の無理強いなど、さまざまなことに傷つき、そのひとつひとつを乗り越えて成長。そしていま、自分たちが本当に目指すべき道を切り開こうとします。それは無謀なようにも感じますが、一方でその真っ直ぐな気持ちがまぶしく、輝いているようにも見えます。
どんな経験も可能性の宝庫
これを「若いからこそできるんだ」と思ってしまうのはもったいないこと。いまは多くの人たちが年齢や性別を問わず、経験という「宝物」を生かして何かをはじめたり、全くあたらしいことに飛び込んだりしています。メディアで取り上げられるようなすばらしい成果を上げなくても、ほんのちいさなことでもいいのです。
自分がやりたいと思っていること、誰かにしてあげたいこと。それを続ける中でよろこんでもらえたり、逆に壁にぶつかったりすることもあるでしょう。あるいは、ステップアップのチャンスが巡ってくる可能性だってあるかもしれません。
コナーやラフィナはまだ人生を歩み始めたばかり。でも、たくさんの経験を重ねた私たちなら、もっと大きな困難も乗り越えられるはず。若い2人の冒険からパワーをもらえる作品です。

〈ストーリー〉
1985年、大不況のダブリン。人生14年、どん底を迎えるコナー。隣国ロンドンのMVをテレビで見ている時だけがハッピーだ。ある日、街で見かけたラフィナの大人びた美しさにひと目で心を撃ち抜かれたコナーは、「僕のバンドのPVに出ない? 」と口走る。慌ててバンドを組んだコナーは、無謀にもロンドンの音楽シーンを驚愕させるPVを撮ると決意、猛練習&曲作りの日々が始まった――。

『シング・ストリート 未来のうた』
2016年7月9日(土) ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント 他全国順次公開
監督・脚本:ジョン・カーニー『ONCE ダブリンの街角で』、『はじまりのうた』
出演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、エイダン・ギレン、マリア・ドイル・ケネディ、ジャック・レイナー、ルーシー・ボーイントン

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