4日、中国の人口減は確実だが、果たしていいことなのか悪いことなのかが議論されている。写真は上海。

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2016年7月4日、第一財経網によると、21世紀末に中国の人口は10億人を割り込むとみられており、人口減の善悪が話題になっている。

中国社会科学院の人口学者・鄭真真(ジョン・ジェンジェン)氏は先日、2100年時点での中国の人口は10億人にまで減少すると発言した。今後80年あまりで4億人もの人口が減少するとの驚くべき見通しだが、これ以上の急ペースで人口減が進むと予測する研究者もいる。米ウィスコンシン大学の易富賢氏は現状の半数以下、6億人以下になると予測している。

程度の差こそあれ、中国の人口が減少するとの予測では一致しているが、問題は人口減の影響だ。労働人口の減少、介護負担の増大による社会の活力と経済力の低下という深刻な悪影響が生じるとの予測がある一方で、清華大学米中関係研究センターの周世倹高級研究員は「(人口減は)国家と人民の福音だ」と歓迎する。

中国と米国の国土面積に大差はないが、人口はというと米国の3億人超に対し、中国は13億人超。人間の数が減ればそれだけ1人当たりの資源量も増え、豊かな生活ができるとして歓迎するべきだと唱えている。中国社会科学院の程恩富氏も人口減少を歓迎している。中国の人口を5億人にまで減らすことができれば、中国の経済問題や就職難の問題は解決すると主張している。(翻訳・編集/増田聡太郎)