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ブラザー工業(ブラザー)は7月8日、同社初の燃料電池システムを開発したと発表した。

水素と酸素を反応させて電気を生み出す燃料電池は、環境への負担が少なく、発電効率に優れた次世代エネルギーシステムとして期待されている。

ブラザーが開発した燃料電池システムは、同じ給電量の従来型非常用電源(リチウムイオン電池使用)に比べて、体積が1/6、重さが1/4とコンパクトであることが特徴。そのため、移動・移設が簡単で作業効率に優れる。また、エンジンで水を冷却する水冷方式を採用しており、長時間の連続稼働でも電圧が下がらず、安定した給電を実現する。さらに、水素吸蔵合金という特殊な金属に水素を貯蔵しているため長期保管が可能なほか、火器を使用しないため消防法上の設置制約がない、メンテナンスが簡単などのメリットがある。

同製品の開発にはブラザーがプリンタや複合機の開発を通して蓄積してきた小型化技術や、工作機械などで培った電源制御技術が活かされているとのこと。今後は、非常用電源としての用途をはじめとするさまざまな場面で活用を目指すとしている。

(神山翔)