タイのチェンマイ空港で日本の小学生たちが読書をしながら出発を待つ様子を撮影した写真が中国で話題となり、日本の小学生たちは「偉い」と絶賛された。一方、大阪空港でも中国の小学生たちが読書をしながら待機している写真がこのほど中国のネット上に掲載されたが、「演出されたものだ」と批判が殺到した。(イメージ写真提供:123RF)

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 タイのチェンマイ空港で日本の小学生たちが読書をしながら出発を待つ様子を撮影した写真が中国で話題となり、日本の小学生たちは「偉い」と絶賛された。一方、大阪空港でも中国の小学生たちが読書をしながら待機している写真がこのほど中国のネット上に掲載されたが、「演出されたものだ」と批判が殺到した。

 中国メディアの新華網はこのほど、こうした批判は既成概念にとらわれたもので、「見識の狭さを示すものだ」と反発する記事を掲載。西安の小学生たちの写真が演出されたものかどうかは「今のところどちらとも断言できない」と説明している。

 記事は、西安の小学生たちの写真に対する批判は「根拠がない」としたうえで、一定数の中国人の意識のなかに「外国人の素養は高いが中国人の素養はひどい」というステレオタイプの考え方、あるいは外国と比べて中国を「むやみに卑下する」考え方が形成されてしまっていることを示すものだと論じた。

 続けて、中国を外国と比較するだけでなく、現在の中国と過去の中国を比較し、中国がこれまで各方面で成し遂げた成果を総合的に考慮すれば、中国はむやみに自らを卑下する必要など全くないばかりか、むしろ「自信に満ち溢れる」べきだということが分かると読者に提言した。

 「中国が各方面で成し遂げた事柄」を考慮するよう記事は読者に勧めているが、例えば中国の地方都市の清潔さについても、この提言は当てはめることが可能だ。この都市は日本の街と比れば、ポイ捨てされたゴミの量は確かに多いと言えるが、十数年前の状況に比べてかなり大きく改善されたという評価があるのは事実だ。西安の小学生たちの写真が演出されたものかどうかは不明だが、中国のネット上で「日本の小学生たちは真面目で偉い」と賛美の声があがったタイミングで、同じ構図の写真が掲載されたのは何やら裏がありそうだと中国人たちが勘ぐるのも仕方がないとも言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)